小説『スティル・ライフ』
- カテゴリ: 小説/詩
- 2018/10/13 20:06:59
池澤夏樹 著
『スティル・ライフ』を読みました。
ストーリーがおもしろいと感じる小説は
多々あるけれど
読んでいて安らぎを感じる小説
文章そのものが心地良いと思える小説には
なかなか出会えないのだけれど
今回出会うことができました。
染色工場でバイトしている青年が
同世代の風変わりなフリーター男...
主に読書とか映画とかの感想です。
池澤夏樹 著
『スティル・ライフ』を読みました。
ストーリーがおもしろいと感じる小説は
多々あるけれど
読んでいて安らぎを感じる小説
文章そのものが心地良いと思える小説には
なかなか出会えないのだけれど
今回出会うことができました。
染色工場でバイトしている青年が
同世代の風変わりなフリーター男...
レイ・ブラッドベリ 著
『火星年代記』を読みました。
SFものは難解という先入観のために
ほとんど読むことがなかったのだけれど
これは理系音痴の私でも
おもしろく読める小説でした。
人類が移住するために押しよせた
2030年代以降の火星を
年代ごとにオムニバス形式で描いた話で。
物理の専門用語...
安部公房 著
『箱男』を読みました。
この読後感
以前映画『マルホランド・ドライブ』を見終わったときと
同じような感覚。
着地点を見つけられず
いざ感想を記そうとして
PCの前で
なかば途方にくれているのです。
頭から脛の辺りまでを覆う
ダンボール箱をかぶった男性が
街を徘徊中に空気銃で撃たれ
...
米原万里 著
『オリガ・モリソヴナの反語法』を読みました。
『存在の耐えられない軽さ』を読んで以来
旧共産圏を舞台にした物語を
ときどき読むのだけれど
この小説も
当時のソ連と東側諸国のありさまを
まざまざと感じさせるものでした。
子どものとき
プラハのソビエト学校に通っていた日本人女性が
かつ...
映画館へ
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』を観に行きました。
あらすじにざっと目をとおして
映画『リンダ リンダ リンダ』のような内容を
想像したのだけれど
よりシリアスで
よりビターな青春劇でした。
内気で吃音症の女子高生が
音楽好きで音痴の同級生とバンドを組み
文化祭のステージに向けて
...