悲しみは涙の数より多く、
この風は愛を歌っているね。
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
永遠は目に見えないから、無いのかもしれないと思う。いつの間にか移り行くものばかり。永遠は手に取れないから、無いのかもしれないと思う。触れれば跡が付き壊れるものばかり。ずっと考えてばかりだった、最後までたどり着けず答えはでない。でも救いはあるだろうと思う、どんな、とたずねてみる。答えは・・・だょ。
あっという間に消えてしまう、言い訳だけにつながれて、後姿を見ている。笑顔だけが思い出される。気が付けば、もぅこんな歳。ロマンスのロの字もありゃしない。追いかけて、追いついてたあの時。嫌っても忘れていいからと、思いをぶつけられたあのい頃。苦しい心をぶっけても決して笑わぬかたい顔、そんなひと時を思い出し...
霧の森の奥深くを歩いていた、霧は深く立ち込めて、昼間だというのに時間の感覚がわからなかった。その道はくねくねと続き、時折晴れ間から白い空が見えた。道は延々と続き、霧の中から狐が横切る。もう少し進むと頭の上で百舌鳥が鳴いた。もう少し行くと優しそうな人がいた。私は軽く会釈をして先に進んだ。その先には湖が...