「オレの名前はゲイド…んで、コッチの魔族がヨウロン」
一応の自己紹介を終えて、これからの仕事の話が始まる。
なんだか、滑稽だが詰め所の人間にとっては日常の業務説明だし、新人で今日から働く事になったリルドとカリスにとってはきちんと説明を聞いて仕事を理解しないといけない。その為の正しい作業のはずなの...
「オレの名前はゲイド…んで、コッチの魔族がヨウロン」
一応の自己紹介を終えて、これからの仕事の話が始まる。
なんだか、滑稽だが詰め所の人間にとっては日常の業務説明だし、新人で今日から働く事になったリルドとカリスにとってはきちんと説明を聞いて仕事を理解しないといけない。その為の正しい作業のはずなの...
キャラバン隊と離れて二人で旅をすることになった。
リルドは別れを惜しんでいるようだが、カリスは気にも留めていなかった。
確かにいい人も多かったが、暴走のたびの陰口はひどいものだった。暴走の頻度が増すたびに、陰口は酷くなっていく。
このままでは、日常でも暴走しかねないと心配していた。
「しかし...
「それで、予算をいただきたいのですがよろしいでしょうか」
北の大国…王城の玉座の間に繋がるはずの扉の前。なにやら楽しげな魔族の声が響く。
「…人間に魔物の種を埋め込む…か」
扉の奥から響いてくる声。魔王と呼ばれる者の声であることは間違いないようだが、なにやら抑揚無く疲れをにじませている。
「...
深夜には疲れるね
キャラバン隊は街までの道中、何度か野営をした。
その間に、誤解が解けたのかあるいは隔離するのも面倒なのか、二人の扱いが最初の頃に戻っていた。
一応、見張りらしき守人がついて歩いてるが、それ以外は何ら変化は無い。
なにより、キャラバン隊の前に現れるモンスターは、目玉のような特殊な物ではなく、普通...