Nicotto Town



初夢の続きは (6)

歩いていた
鬱蒼と木々が生い茂る森の中を
光と影が織り成す迷路のような道を
どれだけ歩いたのだろう
頬を撫でる風は、やがて水気を孕み
気付くと小さな水辺へと辿り着いていた
周りは、霧が立ち込めていて良く見えなかった
じっと目を凝らして向こう岸を見ようとしていると
霧は徐々に晴れ、一人の女性の姿が浮か...

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初夢の続きは (5)


人は、それぞれの想いを抱いて誰かを見つめている。
その瞳の先に愛しい者を捉える者。
その瞳に己が未来を映す者。
その瞳の奥に憎悪の炎を宿す者。
それぞれが、それぞれの事情を抱いて未来を見つめている。
その者の瞳に映る世界は……。



『初夢の続きは』 scene5 『...

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初夢の続きは (4)


石段に座り、ただ無心に空を見上げていた
ゆったりした雲の行方に、どこまでも続く空の青に
見入っていた
いつまでも、いつまでも
そうしていた
気が付くと
隣にだれか居る事に気付いた
隣でサラサラと髪が風になびく音がした
誰かが隣で
一緒に空を眺めてくれていた
けれどもお互い無言
言葉を交わす事も無く...

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初夢の続きは (3)



偶然を司るもの、それは神か? 確率か?
その問いに答えられる者は居ない。
どちらにしても人は導かれるように
数多の出会いを偶然と繰り返す
次に巡り会う人物とはどんな関係となるのだろうか?
友人? それとも恋人? あるいは敵?
幸せな出会い? 不幸な出会い?
出会うことに意味があるのではなく
出会...

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初夢の続きは (2)



屈強な男は熱っぽく語った
運は自らの手で掴み取るものだと……
妖艶な女は瞳を潤ませ言った
運はその身に引き寄せるものだと……
老婆はしゃがれた声で不敵に笑った
運は他者から掠め取るものだと……
ならば幸運の在処は...

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