私の名前は夏子
職業は画家
最近ちょっぴり名前が知れてきた
マスコミでも美人画家として報じられた
いくつかの賞もいただいたし
絵も良く売れていた
良い事尽くめで調子に乗り過ぎたのかな
うぬぼれた嫌な人間になっていたの
ある日突然絵が描けなくなってしまった
原因はわからない
相談をしたくても...
私の名前は夏子
職業は画家
最近ちょっぴり名前が知れてきた
マスコミでも美人画家として報じられた
いくつかの賞もいただいたし
絵も良く売れていた
良い事尽くめで調子に乗り過ぎたのかな
うぬぼれた嫌な人間になっていたの
ある日突然絵が描けなくなってしまった
原因はわからない
相談をしたくても...
次の日の夕方
一仕事を終えモグラとラウンジでババ抜きをやっていた
二人でやっていても面白くもない事に
なんとなく気が付いた時ヴィーナスがやってきた
「トランプの最中に申し訳ないけど・・・
サンちゃんお客様へハーブティーを持っていってくれる」
「いいっすよ」
またお客様は絵を画いているのかな
...
そうか・・・
そう言う訳だったのか
薬草を採るにも気合いが入る
今日も籠いっぱいだぁ~
右手にはヴィーナス
左手にはきれいなお客さん
思いは中心の頭の中で
ぐるぐると巡る
「いいね~、いいね~」
「その調子、その調子」
モグラは自分で薬草を採ることなく
象印のボトルで水分補給をしている
...
昼食のかたずけを終えたころ
お客様がやって来た
若い女性だ
思わず胸がときめく
でも無表情でうつむき加減
いまいち生気が感じられない
年の頃は30代前半の能面の美女
身長は165cm、足のサイズは24,5cmか?
何が入っているのだろう
大きなバックを二つも持って来ている
「いらっしゃい...
「ごちそうさま」
声が弾む
いやいや、やたらと美味しい朝食
朝から元気百倍だ
「じゃぁ、みなさんお願いね
今日はたっぷりと想いを込めて・・・」
「お願いって何かあるんですか?」
「草取りだよ」あやつが言った
「草取り?って」
「薬草取りよ、ハーブもね」とヴィーナス
「危険な個所はお願いね、...