もっと大きなものに、立ち向かっているとするならば。この頬をつたって落ちる光は、涙かも知れず。空を見るように下から上へ見上げると、涙が消えることを信じて。10月の雨粒が、その涙をぼかしてくれる。
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
もっと大きなものに、立ち向かっているとするならば。この頬をつたって落ちる光は、涙かも知れず。空を見るように下から上へ見上げると、涙が消えることを信じて。10月の雨粒が、その涙をぼかしてくれる。
地下鉄の出口で、行きかう人たちを見送る。まるでここは川の中で、どんどん後ろにさがっているみたいだ。いつだって二つの世界の境目は、明と暗。
いとしく、こんなに愛しているのに。ベランダの手すりに愛の傷跡をのこし、夏の枯葉が胸までつもる。朽ちて靴音がすいとられ、もはやこれまで。触れ合う体の感触が、夜のため息のつめたさが、螺旋階段の遠心力が、あなたのもとへ引っぱろうとも。
飴というと、最初に思い出すのは。水飴とドロップ。水飴は子供の頃チョットしたブームがあったし、ドロップは火垂るの墓を見て妙に食べたくなったものだ。買い物がてら菓子コーナーを覗いてみる、水飴もドロップも健在である。サクマのドロップ缶・・手に取ってみた、買って帰ることにする。ドロップ缶はおみくじに似ている...
時間が自由になる今だから、言い方を変えれば何もすることがない今。地図上の旅にも余念がない。世界は広いし、日本だってまだ行ったことのない所も多い。頭の中だけで考えながら行ってみて、そして足を運ぶなんてこともしばしば。古本屋などを回って資料集めなんてしたり、今はネットと言う強力な武器もあるし。色々と覗い...