悪友が草木染めをするというので私も手をあげた。奴のアトリエは森の中にひっそりとたたずんでいる、何かの秘密基地のようでここへ来るたびワクワクする。一通りの道具や機材もあり本格的である。問題は何を作るかである、それより先に模様が頭に浮かんだ。空を見ながら今日の天気は夕方から雨と独り言、なら雨の波紋かなっ...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
悪友が草木染めをするというので私も手をあげた。奴のアトリエは森の中にひっそりとたたずんでいる、何かの秘密基地のようでここへ来るたびワクワクする。一通りの道具や機材もあり本格的である。問題は何を作るかである、それより先に模様が頭に浮かんだ。空を見ながら今日の天気は夕方から雨と独り言、なら雨の波紋かなっ...
わたしのどこが好きだった? わたしのどこが嫌いだった?わたしたちは何を見たのあの時感じた強い気持ちは何?あの時 笑ったのはなぜ?あの時 泣いたのはなぜ?あの時 怒ったのはなぜ?あの時 許したのはなぜ?あの時 失ったものは何?あの時 手にいれたものは何?わたしたちがいちばん楽しかったのはいつ?わたした...
決して結ばれない恋愛小説、風変わりな人々が登場する物語。潮風が気持ちいいテラスにて、チョット固めのデッキチェアにもたれて。文字のひとつひとつが哀しみを吸い込んでいるように、せつなさのあふれた恋愛でした。場所をうつして森の中、木陰の中で微睡んで。本を声を出して読んでもらったら、二度と忘れない何かがある...
わたしの理想の恋人というものを考えてみました。わかりやすく極端にするならば、例えば私と同じ木の芽が出てる人でしょ。何をわかんないこと言ってるのかって、ま~いつものことなのでその辺はスルーしてチョンマゲ。人々はその人の頭のてっぺんに見えない芽があるのです、その芽は人の成長とともに芽吹き葉が開きます。そ...
わたしとあなたの間にはひかりの壁がある。あなたが公園の森の中の小道を歩いている時も、マーマレードジャムの瓶を探している時も、テーブルの脚の角に足をぶつけて顔をしかめている時も、わたしにまいっているなって時も。わたしとあなたの間にひかりの壁があるから、あなたの顔がよく見えない。