うしなった恋をおもって、
真夜中ひとりでジンをあけました。
窓を開けると涼しい風、
もうすぐあの暑い夏が来るけど。
想う人に想われる、
その程度の事実を奇跡などと呼ぶ気はサラサラなく。
呪いのような熱心さで、
吸わないタバコにイタズラで火をつける。
タバコの灰が落ちたジンを飲みほし、
一度死んだ私だ...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
うしなった恋をおもって、
真夜中ひとりでジンをあけました。
窓を開けると涼しい風、
もうすぐあの暑い夏が来るけど。
想う人に想われる、
その程度の事実を奇跡などと呼ぶ気はサラサラなく。
呪いのような熱心さで、
吸わないタバコにイタズラで火をつける。
タバコの灰が落ちたジンを飲みほし、
一度死んだ私だ...
人は魚ではない、どうして魚の憂いがわかるだろう。
魚は鳥ではない、どうして鳥の楽しみがわかるだろう。
鳥は人ではない、どうして人の無知がわかるだろう。
人は鳥ではない、どうして鳥の自由がわかるだろう。
鳥は魚ではない、どうして魚の深みがわかるだろう。
魚は人ではない、どうして人の未熟さがわ...
僕がどれだけ君を好きか
教えてあげようか
君のことを考えている時でも
君のことを思っている
この僕の想いを 君にはわかるかい
君を守る覚悟なんて、
浦島太郎が竜宮城に行く前にはすでに決まっていたことさ。
いやいや、
ツタンカーメンの呪いにかけても嘘じゃない。
なあに、
11才の頃にはロミオの悲劇をのりこえた。
15才の頃には自分の首の血管より近いものと戦った。
でも、
私は死ななかった。
君をおいて死ねないもの。
そうそう...
ユメを育て眠らせる、
あたしのちっちゃなベッドの下に。
あたしはいつも真夜中に、
彼女のいびきで目を覚ます。
毎日毎日あたしのユメは、
グゥグゥグゥグゥグゥ高いびき。
夜ごと夜ごとにあたしは逆に、
彼女のいびきで眠れない。
だけどやっぱり彼女のために、
きれいな絹のリボンとちっちゃな鈴をつけましょう...