本を読んでいると、
ごくたまに「いいなぁ」と思う文章に出会うことがある。
ほんの短い文章だけれど、
そこだけを何度も読んでしまう。
そんなときいつも思う、
ここだけが小さな本になっていたらどんなに可愛いかってネ。
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
本を読んでいると、
ごくたまに「いいなぁ」と思う文章に出会うことがある。
ほんの短い文章だけれど、
そこだけを何度も読んでしまう。
そんなときいつも思う、
ここだけが小さな本になっていたらどんなに可愛いかってネ。
夏、気持ちいいのは風の通るオープンカフェ。
夏の風を感じながらお気に入りの一杯を飲む。
そういうとき、一番気持ちいいのが素足にサンダル。
風が指にあたると、気持ちいい。
裸足もいいかも、
最近だとキーンのサンダルがお気に入りでよくはいてる。
サンダルだと気持ちよさが倍になるようで、
夏の暑さには必要...
その日、キッチャ店の前でマスターがうずくまっていた。
「なにしとるん」
「これ」
花壇に自生しているシソの葉に青虫がついているのを見つけた。
青虫は美味しそうに体をゆすりながらチビチビと葉っぱを食べている、
レースのように穴だらけになったシソの葉。
グルグルと動く緑の液体がうす皮一枚、透けて見える。...
夜中に本が読みたくなったとき、
私どもが駆けつけます。
良い本ばかり取り揃えております。
ワインなどもあり、
屋台であります。
どこへでも参ります、
小さな本屋です。
目印は一角獣、
角が生えた自転車です。
白い自転車です。
本当はとてもとても速く走れます、
でものんびりと夜の港を参ります。
こん...
朝おきて、窓の外は何も見えない。
ただ踊る光が、空の色を告げに来る。
六号は今日もずいぶん長く、
数えきれない車の数。
駅には人が、電車に吸い込まれていく。
人が増えたのか減ったのか、
遥かな我がふるさとの駅は今日も静かに人をのむ。
くたびれた電車にさらわれるように乗りこめば、
車窓の景色は白くかす...