シャツを買いました、
白いシャツ。
物を買う時のこだわりは。
同じシャツを3年着て、
ペラペラになって捨てるしかないものを買うか。
あるいは同じものを3年着こんで、
いい表情に育つものを選ぶか。
こだわってこだわりぬく。
せっかく付き合っていくのだから、
そのものと過ごす時間を大事にした選択をしたい...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
シャツを買いました、
白いシャツ。
物を買う時のこだわりは。
同じシャツを3年着て、
ペラペラになって捨てるしかないものを買うか。
あるいは同じものを3年着こんで、
いい表情に育つものを選ぶか。
こだわってこだわりぬく。
せっかく付き合っていくのだから、
そのものと過ごす時間を大事にした選択をしたい...
どういうわけか、
踏切を渡ることが出来ないのだ。
いつ行っても開いていない。
踏切の向こう側には色々なお店や銀行や駅がある、
どうしても私は向こう側に行かなければならない。
だが、
行けない。
他の人に聞いてみると難なく渡っているので、
どうやらこの不運は私だけのものらしい。
さて、
こんな時はどう...
どういうわけか、
ひとりの旅人が大切なトランクを駅に忘れてしまった。
駅長が慎重な手つきでトランクを開けると、
中には大量のスケッチブックがはいっていた。
駅長はおそるおそるそのスケッチブックをめくって見た。
しかし、
どのページをめくってもまっすぐな線が一本伸びているだけだった。
はてな ? と首...
どういうわけか、
私は極秘指令を受けて秘密特殊部隊の中にいた。
本部から指令が下る、
エスキモーのような格好をさせられる。
任務はジョンソン氏の冷蔵庫の中を探査すること、
大きな冷蔵庫は断崖のように私の目の前に立ちはだかる。
中にはいるといきなり冷たくなり、
暗い空間に投げ出された。
懐中電灯で照ら...
どういうわけか、
ある朝起きると枕がプールぐらいの大きさになっていた。
よく見ると、
ベッドは巨大なスタジアムくらいある。
どうしたのだろう ? 、
世界は膨張しはじめたのか。
私は叫んだ、
が・声はどこにも届かず自分の小ささだけが目についた。