たくさん並んでいるだけで、
楽しくなるものがある。
子供の頃に買ってもらった色鉛筆は20色だった、
いつも好きな水色が早く短くなってしまった。
そんな色鉛筆、
きれいな色が並んでいるのを見ていると楽しい。
クレヨンなんかもそうだが、
持っていたクレヨンは持つところがみんな同じ色をしてたため、
楽しく...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
たくさん並んでいるだけで、
楽しくなるものがある。
子供の頃に買ってもらった色鉛筆は20色だった、
いつも好きな水色が早く短くなってしまった。
そんな色鉛筆、
きれいな色が並んでいるのを見ていると楽しい。
クレヨンなんかもそうだが、
持っていたクレヨンは持つところがみんな同じ色をしてたため、
楽しく...
柚子の香りが白い湯気と一緒に漂う、
透明なお湯に黄色い実ががっぷりと浮かぶ。
息を大きく吸い込む、
柚子の香りが胸いっぱいにひろがる。
冷たくなった体が徐々にあたたまっていく、
お湯を手で集めて顔に近づける、
かすかに柚子の香り。
手のひらの中でその実をやさしくつつむ、
はっきり柚子の香りを感じる。...
なにげなく見上げた空は、
果てしないほどに青く。
私の心は、
遠い日々に向かった。
いつからだろう、
夢はなんだろうなんて、
悲しいことを呟きはじめたのは。