風までもがやさしくて
薫りまでもがやわらかくて
じんわりした自己嫌悪に私は落ちていく
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
コンビニなどのお菓子コーナーは、
いつでも新しいものでにぎやかだ。
「何か甘いものを」と思い覗くと、
イチゴポテトにコーヒーヨーグルトが並んでいた。
何となく味はわかりそうな気もするのだけど、
買う勇気はなかった。
近頃の食生活は冒険王である。
そういえば、以前夏に京都に出かけた時。
茶やで「冷やし...
私の元気のもと
ただあなたが
そばで笑顔で微笑んでくれればいい
ただあなたが
その手で私の髪の毛をくしゃくしゃしてくれればいい
どんなことにも垂直に生きている
媚びないあなたが好き
泣かないことが強いんじゃなくて
涙をひとつひとつ超えていくことが本当の強さにつながる気がする
ムラサキ科の植物で香水の原料でもある花の名前だ、
この響きが好きでたまに一人で連呼している。
もともと変な奴だから独り言なんて毎日のことなので、
あまり気にしないのだが。
初めての人は面食らうらしい。
特に喫茶店など、人が集まる場所で連呼してしまうと大変だ。
「なんなのそれ ? 」とかはじまる、
知...
夕方、街並みの一軒の家から豆まきする声がした。
大きな窓から中を見ると、
鬼のお面をつけたお父さんに子供たちが豆をまいていた。
「鬼は外、福はうち」
歓声が、冬の空の下に響いてた。
節分は季節がわかれる前日のことを指し、
立春・立夏・立秋・立冬と年四回ある。
それが、今では立春の前の日だけ節分と呼ぶ...