新宿7丁目 カフェ「ピエス」ー東京SW
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/03/14 13:33:40
東京スピリチュアルワールドに登場しました
カフェ「ピエス」です。
間仕切りの綿カーテンが風に揺らいでいます
実際にはケーキのショーケースはありません。
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東京スピリチュアルワールドに登場しました
カフェ「ピエス」です。
間仕切りの綿カーテンが風に揺らいでいます
実際にはケーキのショーケースはありません。
箱根山の麓からあがってくる小道は緑の巨木を通った暖かげな陽の光がたっぷりと洩れて輝いていた。
麓からゆっくり歩いても2分ほどで山を取り囲んだ中腹の道まで辿り付ける。
急坂になった築山がしんどい登りだが、頂上を見上げると1~2分あれば登りきれるだろう。
頂上を丸く囲んだ円道を右に回りながら、5人は一...
「ここからが肝心なんだけど、地図に丸をつけたところをこうしてつなぐと、人型になる。」
実留は北にある箱根山から南の抜け弁天へのまっすぐな道が頭から胴になる線をつないだ。抜け弁天から東西の道を腕として広げる。南に向かう四谷と新宿御苑へのふたつの道を両足を広げるように描き人型にした。
「わお、本当に人型...
ブーンnと耳の後ろで小さな蜂がホバリングしているような、うなり音がした。
ゆらりと空気が揺れた。大きな空気に包まれたまま移動したように感じる。
抜け弁天の空気の中に、江の島の大氣をまとって実留たちは帰ってきた。
目が馴れて池の鯉が泳ぐ水の輪がはっきりとした。
実留の左手を佳の右手が握っている。右手は...
登り階段を右へ右へと巻きながらいよいよ奥津宮が見えだした頃、透明な風が深紅の花をつけた藪椿の枝を揺らしながら、実留たちの頭上を吹き抜けていく。
息が切れるほどの登りだった。風が気持ち良い。
登り切った階段は急な下りになる。一段と細くなった石の階段を降りると左手に岩屋に続く道が崖に張り付いていた。関東...