Nicotto Town


あなたに会えてよかった♪


なんでも思いついたことを書いてます^^

【第7話】黄昏のソロキャン

「あ…覚えてるよ、久しぶりだね」俺は目の前に立った、天真爛漫な女子を見て思い出した。そう、楓…亡くなった俺の妹の友達、椎名沙也加だ。俺が高校生のころ、家に何度も遊びに来てたから覚えてる。当時はロングの髪で、制服をルーズに着こなした感じの子で、真面目一筋だった楓とは全く違っ...

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【第6話】黄昏のソロキャン

クマさんとしずかさんとのキャンプを終えた翌日。
2時限目の一般教養科目を受講し終え、俺は大学の校舎から出て学食に向かった。外は初夏の風が一瞬吹き抜ける。見上げれば、抜けるような青空がいっぱいに広がっていてさ。
お?前を見ると、神田さんが一人で学食に向かって歩いてる。
「神田さん?」声を掛けると、振り...

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【第5話】黄昏のソロキャン

今回は神田さん視点のお話です。(またかいw)
「じゃあじゃあ、もう一杯行きますか?」なんだろ、バイト後輩女子、森田ゆきが結構盛り上がってる。「ん…そうだな。最近飲んでなかったから…」何で乗るんですか、佐々木先輩っ
バイト先のメンバーが10人集まった、佐々木先輩の送別会。近...

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【第4話】黄昏のソロキャン

「そうっかー 沙織さん、今日来なかったのは送別会だったんだね」しずかさんがちょっと小首傾げて、ざわざわっと流れてくるような夜風に髪を揺らしてた。「そうなんですよね。最初に約束してたのはこっちだったんですけど、急にバイト先の先輩がやめるってことで…まぁしかたないんですけどね」ははは、と乾...

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【第3話】黄昏のソロキャン

「少年っ! そんな寂しそうな顔をするなっ!」クマさんがテントを設置し終え、俺の方を見てちょっと笑いながら大声で。「そうだよ。いくら沙織さんがいないからってさー 私たちだっているんだからねっ」テーブルで野菜を刻んでいるしずかさんが背中向けたまま乗っかってくる。「いえ 別に寂しくなんかないですよっ。てか...

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