「サルマ様!サルマさまー!起きてくだされ!一大事。一大事ですぞ」「何だ?どうした、ヴィヨン。今、何時だと思っているのだ?時計を見ろ!まだ7時半を回ったばかりだぞ。世の起床は10時と前から言っておろう」「サルマ様!だからそれどころではないのです!それどころでは!」「ああ、落ち着け。仮にも宰相だろ?ヴィ...
グイ・ネクストのつぶやきなどを日記でつづっております。
あと詩をつぶやいたりします
感謝の言葉を発信していきます
「サルマ様!サルマさまー!起きてくだされ!一大事。一大事ですぞ」「何だ?どうした、ヴィヨン。今、何時だと思っているのだ?時計を見ろ!まだ7時半を回ったばかりだぞ。世の起床は10時と前から言っておろう」「サルマ様!だからそれどころではないのです!それどころでは!」「ああ、落ち着け。仮にも宰相だろ?ヴィ...
われの名はレティーシア・アヴァロニア。女帝である。と、大声で言ってやりたいが今は女剣士レティとしてブルラ国の革命軍アジトにいる。
この国では搾取が起きている。民を労働力として働かせ、本来支払うべき対価を与えず、ピンハネしている。
資本家の下の下だ。
それではいずれ滅びる。
鬼となっては鬼に喰...
女帝レティーシアは、初めて王宮殿の外へ出た。警備の兵士はなお、自分の後をついて来ている。
だが、自分が止まれば向こうも止まる。
おそらく弟の配慮だろう。
満月の空の下、ワタシは靴もはかずに何をしているのだろう。
レティーシアは空に手を伸ばし、「いつもワタシの歩く道を照らしてくれてありがとうございます...
「おじい様、何故生きるのでしょう」
と、神楽は晴明に聞いた。
「神楽よ・・・そう急くな」
「急がない事が生きるという事ですか」
「答えを急がない事だ。何故生きるのか・・・その答えはわしが教えてもお前は信じたりしないだろう。神楽よ、何故生きるのか。それは今与えられた身体という器を持って体験する事なのだ...
逃げなくては・・・。こんなところで死んでたまるか。
細い路地からは妖魔がぞろぞろと現れる。
崩れた社(やしろ)からもぞろぞろとやってくる。
蹴飛ばした妖魔はケタケタと笑っている。
それに背筋を凍る寒さがしてきた。
社の方からやってくる妖魔の群れに黒い躰をした妖魔がいる。
目は赤い。
「おい、そは誰ぞ...
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