Nicotto Town




【小説】先生を好きになってもいいですか? その⑩


次の日のお昼休み「望、元気ないわね。どうしたの?」美鈴が心配して聞いてきてくれた。「...うん」私は教室では話にくいので、言葉を濁した。そのことをさっしてくれた美鈴は私を屋上につれだしてくれた。「ここなら、誰にも聞かれないから大丈夫よ。」「ありがとう...」「あのね、チョコが保健所に連れていかれた...

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【小説】先生を好きになってもいいですか? その⑨


6月の晴れた日楽しい時間は続かないもので、チョコが保健所に連れていかれた。
私はいつものように、十字塔のチョコのところへ行った。そこには、落ち込んでいる水原先生がいた。「どうしたんですか?水原先生。」「チョコがいないんだ。」そこに用務員の先生が通りかかって、「ああ、そこに居た仔犬は、さっき、保健所...

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【小説】先生を好きになってもいいですか? その⑧


世界史の授業中受験に関係のない人たちは、他の教科の勉強をしていた。私は思わず、「ちゃんと、世界史の授業受けようよ!」って言ったしまった。「井上、ありがとう。」「世界史の授業も受けてもらえると嬉しいな。」って、水原先生は、相変わらず怒らずにそう言って、授業を進めた。
放課後「望~。また、チョコちゃん...

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【小説】先生を好きになってもいいですか? その⑦


――――十字塔の前
水原先生が先に来ていた。私は、小走りで駆け寄って、「水原先生、今日は私もドックフード持ってきたんです。あげてもいいですか?」「いいよ。じゃ俺のは、明日やるな。」と言って、チョコの頭をなでた。水原先生は、嬉しそうにえさをあげている私を優しく見ていた。「そうだ!先生、今日も授業脱線...

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【小説】先生を好きになってもいいですか? その⑥


次の日、学校で美鈴に、昨日のことを聞かされた。
「え~~~~~~~~~っ!?」
私は美鈴の話に大声で叫んでしまった。私はひとつひとつ確かめるように美鈴に質問した。「昨日、帰りに三上先生に告白されたんだよね?」「うん。」「で、そこでキスしたんだよね?」「うん。」美鈴の顔がだんだん赤くなっていくのがわ...

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