新居
ここへきて2晩ほど経つが、昨夜友人が夜中に連絡をくれた。
なんだかやけ酒とか言って、その原因は私のようだが、はっきりと言わない。
恨みだの、つらみだのあったが、少しばかりの慰めの言葉に、胸を詰まらせた。
あれから一週間、今頃になってほんの少し、目尻にじわっと感じた。だいぶ落ち着い...
自分の思った事、感じたままを人に伝える事って実は難しい。「なにそんなんで感動するわけ?」って事が往々にして起こりうるからだ。
新居
ここへきて2晩ほど経つが、昨夜友人が夜中に連絡をくれた。
なんだかやけ酒とか言って、その原因は私のようだが、はっきりと言わない。
恨みだの、つらみだのあったが、少しばかりの慰めの言葉に、胸を詰まらせた。
あれから一週間、今頃になってほんの少し、目尻にじわっと感じた。だいぶ落ち着い...
老夫婦
今日、私は嘘をついてしまった。
そう、つかずにはいられなかった。
訪問サポートのあいだ、あれこれ世間話をするのだが。タバコが止められない夫とか、濃い味が好みの知人だとか、他愛もない話の内は良かった。
私の話になって子供は居るの?との奥様の質問に、ハイとそっけなく答えた私。
何にも変えられな...
『曲輪にさく桜』というタイトル
そこで詠んだ犬和歌(犬も食わないというあれ)
戦国時代のお侍さんを偲び、春から秋にかけての物語ふうに詠まれています。
※曲輪とは、土の城の一角で柵や土塁に囲まれています。かなり粗末です。風光る けふのくるわに さくはなよ あらよの武士は なむと思はむはなのみは あすの...
城の虎口をでると、家臣の家屋敷や町屋が広がっていた。
平地に築かれた城ゆえ、運河でこれらを取り囲む総構えを形成していた。
鎌倉時代この地は、山名宿と呼ばれ鎌倉初代将軍、源頼朝にかかわる逸話が残る。
小代伊重置文に、先祖行平が御堂供養のため遅参したが、山名の宿にはせ参じたとある。
この山名の地は、対岸...
毛の国の毛とは、五穀豊穣の穀であり、二毛作とは、二種の穀物栽培を表す。
この国は後に「上毛国」と「下毛国」とに分かれた。
「上毛国」は、時代を下ると「上野国」と名を改め、大国とされた。
この国の中央部には、二つの山がそびえ、東を赤城、西を榛名と呼んだ。
榛名山麓には、古い時代に朝鮮半島から馬と馬具...