いつのまにかずっと閉じ籠ってなんにもしなくなって、サークルの更新確認が終わるとそこであっさりログアウトしちゃう。仮想生活って言うけどもうすでに仮想する気力が続かない。
不定期にサークルカフェに出没してはぼんやりと空いた天井を眺めるひと時。 ちょうどいい空間と言えば今はここくらいで、一杯の珈琲...
いつのまにかずっと閉じ籠ってなんにもしなくなって、サークルの更新確認が終わるとそこであっさりログアウトしちゃう。仮想生活って言うけどもうすでに仮想する気力が続かない。
不定期にサークルカフェに出没してはぼんやりと空いた天井を眺めるひと時。 ちょうどいい空間と言えば今はここくらいで、一杯の珈琲...
物心ついた頃にはもう気が付いちゃった。僕ってほんとの能無しなんだねって。 運動はできないし学力だって全然足らない。椅子にじっとしてはいられないし、いつもソワソワきょろきょろ。 おしゃべりが止まらなくって口にガムテープ貼られたり、ルールを破るから教室から追い出されちゃったり。
友達は僕のことをオ...
長い長い雨が止んで僕の町にも晴れ間が見えた。 濡れたシャツを窓辺に干しながら遠い空をじっと眺め、考えることは大切な貴女の事。
笑うことは考えるよりもずっと簡単。切なさに身を任せることもやはり簡単。 自分らしく素直に生きることに比べれば存外に簡単だ。
今夜も冷えた体をバスタブに沈めながら思う...
通りを歩いてて突然にだよ? バチバチっと目があって電気が奔ってさ(お、僕この人とは分かち合えそう)なんて直感があってお友達になるって話 無いとは言わないけど、まぁまず無いでしょ あったとしてもそれはもう恋と同義だよ? ぐちょぐちょでずるずるの目も当てられない出逢いだよ
とかなんとかいうやりとり...
山間の景色に分厚く積もる灰雲を睨み、恨めしそうな唇でガムを噛んだ。 そして心の中の嘘を剥いでくるみ、味のしなくなったガムと共に吐き出した。
梅雨の空に掛けられたフィルターの中に小さな光の点を見つける。 それがキミであることを僕は知っている。 往々にして現実は僕たちをすれ違いにしたがるが、それで...