自作小説 『図書の海』
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/06/24 03:43:59
ここは図書の海と呼ばれる現実世界とは離れた空間。ここには世界中で書かれた新しい本が運ばれてくる。書かれたと言っても、製本されたものだけがあるわけではない。電子データはもちろん、物語となっている書体のものは全てここで永久に保管されるのだ。故にここには莫大な量が蔵書されている。図書の海と呼ばれる所以で...
課長と書いていますが、実際に課長ではありません。
まゆほんの生態を徒然と書き綴ります。
あと、自作小説も時々書いてます。
ここは図書の海と呼ばれる現実世界とは離れた空間。ここには世界中で書かれた新しい本が運ばれてくる。書かれたと言っても、製本されたものだけがあるわけではない。電子データはもちろん、物語となっている書体のものは全てここで永久に保管されるのだ。故にここには莫大な量が蔵書されている。図書の海と呼ばれる所以で...
あまりにも長いので、別のページにアップしました。
<http://ncode.syosetu.com/n4207bf/>
完成度は低いけど、精一杯、ホラーを作ったつもりですw
ハッピーエンドにしようとしたけど、どう考えても無理でしたw
ここには以前アップした異能力者バトルもの(...
最近、この辺である噂話をよく聞く。
そう。よくある怪談話の類だ。
私は幽霊とかそういうものを信じていないので面白半分で聞いていた。
ガーデニングをしている家の話だ。
とある家の主人が夜遅く帰ってきて、ふと自分の庭を見ると、小さな少女が花に水をやっていたらしい。もちろん知らない子だ。そんな子に花の...
私は今、太古の風を全身に浴びている。大げさかもしれないが、この絶景は言葉では表現出来ないと思う。 私は谷に架けられた大昔の橋の上から古代の遺跡を眺めている。そこには太古の風景が広がっていた。 石造りの建造物はもはや原形を留めてなく、風雨によって侵食され、植物の苗床と化していた。しかし、微かに...
紅と雪と私の3人で午後のティータイムの時間だ。丸いテーブルを囲んで、テーブルの上にはコーヒーカップとケーキが並んでいる。
紅はいつもはしゃいでいて、雪は対照的に落ち着いていた。
そこにはゆったりとした時間が流れていた。
「ねえねえ。紅は、ずっとこうやってケーキ食べてたいっ♪」
「紅。食べ過ぎだ...