Nicotto Town


日記ダイアリー徒然草


どうでもいいことを書いています

短編 (1)

私の一族は殺し屋だ。法で裁けない悪に、天誅を下すのが主な仕事だ。 といっても、そんな大層なことをするわけではない。ただ、ちょちょいのちょいで毒薬をつくり、それを標的の食事などに混ぜ込むだけだ。まだ五年ほどしか続けてないが、それなりな風格がついてきたと、じぶんでも思う。 そんな、毒薬の材料でも、なんだ...

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コンプレックスをなくす方法

其の三

残念ながら、通帳探しは予想通りの結果となった。
「ないみたいだね…」
泉緒がそう言う。
けれど、現実を認めたくない私。
「い、いくらなんでもふざけてるだけだって」
「じゃあ、夜まで待つ?それよりも、今何円のお金があるのか確かめようよ?」
泉緒はあくまでも冷静に、判断を下す。
...

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コンプレックスをなくす方法

其の二

はぁ?
思わず手紙を読み直す。
どうやら私の頭がおかしいのではなさそうだ。
おかしいのは、お父さんたちの頭だと言うことね。
なんてことだ。
あまりにもショッキングな事実が判明。
逆に、私の頭がおかしかったほうがよかった……。
つまり、つまりはお父さんとお母さんが...

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コンプレックスをなくす方法

其の一

私の名前は、神宮藍羅。
得意なことは、特になし。
自分で言うのもなんだけど、すごく名前負けしてる。
藍羅…あいらってよむんだけどね……。(読める?)
ぶっちゃけ、小学校に入学したあたりでは、自分の名前がかけなかった。
何でこんな名前になったのか、き...

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卒業(後編)

桜並木を歩いていると、誰かに呼ばれたような気がした。
振り返る。空耳?
けれどそこには、幽霊でも何もなく、確かに見知った顔があった。
「高木……」
高木悠貴。
クラスメイトの男子で、人気者。
私は結構仲がいい(と、思ってる)
もしかしたら、もしかしたら私はコイツのことが好...

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