【第1話】シン ラジオ・ガール
- カテゴリ: 自作小説
- 2024/08/18 20:44:31
※これは数年前に書き上げた小説です。
自分自身でも結構気に入ってるんで… やや時間ができたので、過去の作品をブラッシュアップして(やっぱ、見直すと色々不具合があって)再アップって感じです。ですんで…、まぁ、あんまり深く考えずに読んでいただければ幸いですよ(≧▽≦)
これは...
なんでも思いついたことを書いてます^^
※これは数年前に書き上げた小説です。
自分自身でも結構気に入ってるんで… やや時間ができたので、過去の作品をブラッシュアップして(やっぱ、見直すと色々不具合があって)再アップって感じです。ですんで…、まぁ、あんまり深く考えずに読んでいただければ幸いですよ(≧▽≦)
これは...
「あ…」「拓海だよね…」
振り返るまでもない。その声の相手は、沙也加だ。
「…今日はごめんな。ドタキャンなんて不義理なことしちゃってさ…」振り返ると、街灯に照らされた、沙也加が逆光のシルエットで小さく手を振っていた。
「ううん いいんだよ。でさ...
拓海は、暮れきった夜の道を、ゆっくりと歩いていった。朝からの雨はすっかりあがって、天空には三日月。触れば指が切れてしまいそうなくらいの、尖った月だけが、その淡い光を投げかけている。
ほんの少し前のようでもあるが、実は時間はかなり経過している。そして楓との会話が頭の中でずっとぐるぐる回っている。拓海は...
昨夜の電話。
「電話するよ…」とひとこと、言い残して立ち去った一平の言葉が気になり、沙也加はベッドに寝転がりながらなんとなくスマホを握りしめて。着信はなく、メッセージが友達から来るだけ。
「なんであたし、一平からの電話待ってるんだろ…?」無意識にそう、独り言を呟いて。
「...
「さて…そろそろ出かけるかあ」ベッドから起き直った拓海は、んっと軽く伸びをする。休日の朝、今日も沙也加と遊びに行く予定なので、拓海は手早くパジャマ代わりのジャージからコットンのシャツとブラックのジーンズに着替える。
昨夜、沙也加から届いたメッセージをスマホの画面で再度確認してみる。「そ...