Nicotto Town


おうむたんの毒舌日記とぼうぼうのぼやき


しばらく、おうむたんが 毒舌はく日記になります(^^;。飼い主に責任はとれませぬこと、ご了承ください

「ひまわり」(自作小説倶楽部お題)

「意見の相違」

「きれいなひまわり!」
長い留守の後、ようやく帰ってきた彼女の第一声が、ウキウキと浮かれた声だった。
普通なら、留守番している僕に
「ただいま」
と声をかけるべきだと思う。非常に不愉快だったので
「びびっ!」
と抗議の鳴き声を上げた。しかし、彼女は謝るどころか、ニコニコして
「ピー...

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「夏休み」(自作小説倶楽部お題)

「ナツヤスミハ、フルサトニカエル」
ぼくの彼女が言う。ぼくはげっそりしてうなだれる。
ナツヤスミが何のことかよくわからないけれど、ナツタスミは、彼女には暑いらしい。僕にはとても快適な温度なんだけど。
フルサトニカエル時、ぼくはまっくらな中で不自然な振動に耐えなければならない。

かっての記憶がよみが...

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連載 仮想空間のカオス20

「羽太郎、伝えたいことって何?」
翔がきいた。
「んとね…、僕は、翔ちゃんにありがとうを言いに来たの」
「え?」
「翔ちゃんは、チューブで餌つっこみながら、いつも僕にごめんね、ごめんねって言っていた。どうしてあやまるの?苦しかったけど、おなかに減らなくて、食べることができなくても、僕は...

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連載 仮想空間のカオス19

「ぼくたちのいるこの仮想空間に、翔ちゃんや美優ちゃんのパソコンから、どういう経路で接続しているかなんて、わからないでしょ?複雑に無秩序にネット網ははりめぐらされているんだから」
長く話すのは苦手なようで、fは一区切りつける。
「その複雑なネット網はカオスといっていい状態だと思う。誰も把握しきれないま...

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連載 仮想空間のカオス18

メールを読んだ翌日、美優は、fの真意を確かめるため、タウンにログインした。ためらうことなく、fのスペースへ移動する。予想していた通り、fと翔のアバターきなこ@がいた。
「あ、美優」
翔が美優のアバターに気付いて声をかけた。
「ここでは、繭音@って呼んでよ。知らない人だっているんだし」
美優は語気を強...

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