叶わぬ人魚の恋の行き先は 第5話
- カテゴリ: 自作小説
- 2025/07/05 18:48:13
彼女に会えなかった2日間、僕は虚しい気持ちで過ごしていた。「彼女はどこかへ消えてしまったのか」そのような事まで思うようになっていた。
夜になり、いつもの海辺に行くと彼女の姿があった。僕はほっとしたのと不安が入り混じり、複雑な気持ちになっていた。
しかし、彼女は僕に会って早々泣き始めたのだ。僕は訳が分...
2023.02.18 再スタート ☆✨Yumeha✨☆
彼女に会えなかった2日間、僕は虚しい気持ちで過ごしていた。「彼女はどこかへ消えてしまったのか」そのような事まで思うようになっていた。
夜になり、いつもの海辺に行くと彼女の姿があった。僕はほっとしたのと不安が入り混じり、複雑な気持ちになっていた。
しかし、彼女は僕に会って早々泣き始めたのだ。僕は訳が分...
僕は今日もいつも通り、夜の海辺を散歩していた。
彼女と話をするようになってから、いつしか彼女の事を考えるようになっていた。「今日もいるかな…。」僕は、今日も会えることを期待していたんだ。
ところが、彼女はいなかったんだ。いつもの時間になっても海から上がってこなかった。
「何かあったのだ...
「人間が危険だとは私もわかっているの。でも、でも…」
小さい時から散々、人間は危険な存在だと教えられてきた。だから、海に上がるのも危険だとはよく分かっている。だけど、私は彼の事が大好きなのだ。
私が彼を好きになったきっかけがあるの。
ある日、私はいつものように海で泳いでいたの。そしたら...
誰もいない朝の静かな海。太陽が昇り始めた朝の6時。僕は昨日の夜と同じく海辺に立って、人魚が帰った後の海を眺めていた。
暫く眺めた後、僕は家に帰った。
帰る途中で僕はこんなことを思っていた。「彼女に今夜も会えるのだろうか?」と。
家について、僕はすぐベッドに横になった。食事やトイレ、お風呂の為に何回か...
ある日、僕は夏の海辺を散歩してたんだ。
そうしたら、白いワンピースに水色のひらひらをつけた女性が突然現れたんだ。
僕は思い切ってこう聞いたんだ。「君の名前は?」と。
彼女は僕の問いに全く答えることはなく、夜の海を眺めていたんだ。悲しそうな顔をしてな。その表情をみて、僕は切なくなった。
すると、彼女は...