ジャガンの旅 第1章 10
- カテゴリ: 自作小説
- 2020/03/25 08:20:59
10
キペペオ〔街の様子を観察してきます〕
キペペオはそう言うと屋根から屋根に飛び移り移動する。機械公国は至る所に黒い煙が出る塔や蒸気が出る家屋があり、
豪華な服を着た住民と汚らしい痩せこけた住民が居た。
鉄道が停車すると兵士は皆を降ろし出入り口に鍵のかかった機械だらけの部屋に連れて行かれた。
「...
未来人の歴史 再度連載
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キペペオ〔街の様子を観察してきます〕
キペペオはそう言うと屋根から屋根に飛び移り移動する。機械公国は至る所に黒い煙が出る塔や蒸気が出る家屋があり、
豪華な服を着た住民と汚らしい痩せこけた住民が居た。
鉄道が停車すると兵士は皆を降ろし出入り口に鍵のかかった機械だらけの部屋に連れて行かれた。
「...
9
ガタガタガッタンガタガタ。
鉄道には黒い石が大量に積まれ。
屋根が付く車内は人でいっぱいだ。
鉄道というのは頻繁に揺れ、また汚らしい男達が放つ悪臭は鼻が曲がりそうだ。
シルバやエリカという女性が珍しいらしくよく目立つ。
男達の代表らしきものが話しかけてきた。
「あんたたちも奴隷として...
8 シルバは鉄道の兵士に金を渡し機械公国までいける工面をしている。
エリカはそれにエリカの分が心配になったか様子をうかがっている。
キペペオ〔どうしてあの二人を連れて旅をする気になったんですか?〕
ジャガン「機械公国を相手にするんだ。駒は多い方がいい」
キペペオ〔エリカという少女は戦力外ではないので...
7 ジャガン「あれはなんだ?」
街を破壊し何処までも続く鉄の柱を並べた上に鉄の車が鎮座してる。
シルバ「あれは鉄道と言う物らしい。あれのおかげで我が軍がいくら蹴散らしても機械公国からの援軍は無くならず困っている」
シルバは29歳の未婚らしい。
乙女で構成されるユニコーン騎士団でもそろそろ相手が必要な...
6シルバ「・・・約束通りお前の言うことを聞こう」
シルバはやけに色気あるようにいちいち格好づけながら言う。
ジャガン「では人間世界を案内してくれるか?」
シルバ「承知した。我がユニコーン騎士団にて案内しよう」
ジャガン「ユニコーンは乙女しか乗せないのだろ?どうするのだ?」
シルバ「心配するな。我がユ...