ジャガンの旅 第2章 4
- カテゴリ: 自作小説
- 2020/03/26 08:06:09
4 ジャガンはエレオノール枢機卿屋敷の天井で小鳥に餌をやっていた。
エリカがジャガンを見つけて屋根に登ってくる。
エリカ「こんなところに居た」
ジャガン「・・・戦いになる前に逃げておかなくていいのか?」
エリカ「ジャガンって魔王だったのね」
ジャガン「やっぱり、威厳が足りないか」
エリカ「心優しい魔...
未来人の歴史 再度連載
4 ジャガンはエレオノール枢機卿屋敷の天井で小鳥に餌をやっていた。
エリカがジャガンを見つけて屋根に登ってくる。
エリカ「こんなところに居た」
ジャガン「・・・戦いになる前に逃げておかなくていいのか?」
エリカ「ジャガンって魔王だったのね」
ジャガン「やっぱり、威厳が足りないか」
エリカ「心優しい魔...
3 シルバとエレオノールはすべての奴隷を徴集するため工場に出向く。
シルバ「エレオノール枢機卿が皇帝になればよかったのにな」
エレオノール「ここは元々は公国だ。貴族が治める国だが本来なら皇帝の役職はないのだ。
富裕層に聞こえのいい政策をパウルが提示し皇帝になったがわしは元々この貧弱な肉体でな。代表争...
2 使用人の婦人が入ってきて人がいたことに驚いたようだが、
エレオノールは「客人だ。紅茶と菓子を用意してくれ」と言うと
そそくさと準備して出て行った。
ジャガン「で、エレオノールの弟とやらは何故グルドゥムの城に攻め入ったのだ?」
エレオノール「弟は皇帝パウル。目的は領土拡大。資源確保。奴隷の養う場所...
第2章
1
キペペオ〔こちらにほどよく隠れられそうな家屋があります。
とりあえずそこまで避難しましょう〕
*
古びた廃屋のような石畳の屋敷は窓が一つあり、鍵もかかっていない。
キペペオと3人はその屋敷に忍び込んだ。
エリカ「ねえ、・・・あそこの机で寝ている人。あれ死んでいるんじゃない?」
窓...
11 『水を支配するウンディーネよ。
火を支配するサラマンダーよ。
血の盟約に従いかの敵を滅ぼせ』
監督の男を蒸気でやけどさせると、
「奴隷としてこの場で働いていた者たちに告ぐ。
これから俺たちはこの工場から抜け出す。
これからも支配を受け入れるなら留まるでもいいし、
これを期に機械公国から決別す...