【小説】 ガラスの少女 その⑩ 崩壊
- カテゴリ: 自作小説
- 2025/03/03 22:47:57
――――小松公園
私を残して大地君は愛里ちゃんを連れて学校に帰っていく...
パリーーーン!
心が砕け散った...
もう、どうなっても構わない!大地君は、私を見捨てた!愛里ちゃんもいない...
浩平...
浩平...
浩平も、もう、私を抱きしめてはくれない!!
私は我を忘れて、気が付いたら、カバン...
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――――小松公園
私を残して大地君は愛里ちゃんを連れて学校に帰っていく...
パリーーーン!
心が砕け散った...
もう、どうなっても構わない!大地君は、私を見捨てた!愛里ちゃんもいない...
浩平...
浩平...
浩平も、もう、私を抱きしめてはくれない!!
私は我を忘れて、気が付いたら、カバン...
――――湖桃の家
「湖桃ーー!高橋君が迎えに来てくださったわよ。」私は学校に行くつもりはなかったんです。でも、大地君が来てくれたので、慌てて用意をして、玄関に行きました。「大地君、迎えに来てくれたんだ♡」私は、嬉しかったんです。浩平でさえ、迎えに来てくれたことはなかったから...「おまえ、ほっとく...
――――3年10組の前の廊下
私は大泣きして泣き崩れました。大地君はそんな私を抱きかかえるように連れて行きました。「大地君のばか!!!!」「どうして浩平と別れさすのよ!!!!」私は大地君の胸をドンドン叩き泣きました。大地君はその両手をしっかり握り、こう言いました。「湖桃...おまえ、今の浩平と居て...
――――3年10組の教室
いったん帰りかけた愛里ちゃんが戻ってきてくれました。大地君は、冷たく愛里ちゃんに帰るようにいいました。でも、私は愛里ちゃんにいて欲しいとお願いしました。
「平松、残ってても気持ちのいい話じゃないぞ!」大地君は冷たく言いました。愛里ちゃんは無言でうなずきました。
大地君の言...
――――湖桃の部屋
看板係...私に嫌がらせするためにやらしたのかな...伊藤さんが直接嫌がらせをしてくることはないけど...他の人達が無理を言ってくる...
今日なんか、浩平が教室からいなくなると、仕事を押し付けて、みんな帰って行った...
大地君や愛里ちゃんや愛里ちゃんの友達が手伝ってくれて何...