とあるインコの自伝 その5~飼い主(2)~
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/12/21 22:43:48
諸事情で、友人ブリーダーから迎え入れるチャンスはその「時」だったー飼い主の事情である。それでも。飼えるチャンスの時に、友人であるノンブリーダーから迎える時期を飼い主は逃したくなかった。
彼女は(って私の事だがw)、以前手元をすり抜けた小さな命を思いつつもー再び、さいあくの事態を考えてもーそでもなお...
しばらく、おうむたんが 毒舌はく日記になります(^^;。飼い主に責任はとれませぬこと、ご了承ください
諸事情で、友人ブリーダーから迎え入れるチャンスはその「時」だったー飼い主の事情である。それでも。飼えるチャンスの時に、友人であるノンブリーダーから迎える時期を飼い主は逃したくなかった。
彼女は(って私の事だがw)、以前手元をすり抜けた小さな命を思いつつもー再び、さいあくの事態を考えてもーそでもなお...
「まるちゃん」そう名付けた背骨の湾曲のあるインコの飼い主になるー飼い主は、背骨の湾曲を気にすることはなかった。気になったのただ一つーこの時点で遺伝的にメス確定であることだった。
一般にショップのオカメインコの雌雄の判別は不可能といって過言でない。それができるのは、雛の両親の羽色から生まれた雛の色があ...
まるちゃんーそう名付けられた私の生家の「ノンプロブリーダー」ーいわゆる「育ての親」は、無事に鵜化した私が日々成長するにつれ、難しい顔になっていったんだそうだ。
私はそんなこと気にする暇はなかったけれど。だって。親から餌をもらうのに必死だったからね。
今の飼い主が言うにー親が餌を与え切れない雛にブリ...
私の名前は数日決まらなかった。新しい飼い主は、名前を決めるのに、いつも数日かかるらしい。とはいえ、私が来る前からいたオカメインコのおばちゃんは「かめ」という名前だし、センスがないのは自明である。
もう一羽いるおじさんインコは「ぴるる」というこじゃれた名前だったが、名付け親はおじさんインコの前の飼い主...
「ふぅ」
吐く息が白い。冬という季節が始まったのだ。
今年初の雪がいきなりの豪雪ー暖冬とか長い秋とかーでも雪をかく小さな個人には、単なる「冬のつけ」であり暖冬といわれた季節の相殺であることを願うのだ。
こんな雪かきが半年続くわけで、一回でも減るのを願うのが「世界の温暖化」に逆行するならー温暖化歓迎と...