Nicotto Town




【小説】愛里の恋2 その⑯ 応援団の練習3


――――3日後
――――グラウンド
紫団のみんなが集まってきた。「久しぶりの練習やな。」「休んだ分、がんばろうぜ!」高橋先輩が来た。「みんな、すまなかったな。俺のせいで、練習日、無駄にさせたな。」「心配するなよ。俺ら応援団はおまえの味方だよ。」
練習のできなかった期間、私は自主練習を頑張った。時間...

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【小説】愛里の恋2 その⑮ 生徒指導室


――――学校
――――1年5組
「おはよう。」私が教室に入ると、心配そうにやよいが駆け寄ってきた。「愛里!おはよう。」「昨日、あれから、どうなったの?」私は答えるのをためらった。どこまで話していいのかわからなかったし、答えたくなかった。そうすると、後ろの方からの話し声が聞こえた。「昨日、3年の池田...

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【小説】愛里の恋2 その⑭ 高橋先輩と愛里


病院の待合室に残された私と高橋先輩。会話のないまま 時間が過ぎていった。時計は、もう22時を過ぎていた。そんなとき、高橋先輩がポツリと聞いてきた。「あの二人、別れさしたのは、間違いだったのかな...」私は少し考え込んで、「間違ってないと思います。自信を持ってください。」「でも、湖桃は自殺未遂をした...

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【小説】愛里の恋2 その⑬ 湖桃先輩


次の瞬間、湖桃先輩はカバンからカッターナイフを取り出し、じぶんの手首を切った!「きゃあーーーーーーーーーーーーーーー!」その様子を目の当たりに見たやよいが叫んだ。そこに居た人の視線が湖桃先輩に集まった。かなり深く切ったように、血がぽたぽた落ちていた。浅倉先輩は持っていたタオルで傷口を抑えて、やよい...

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【小説】愛里の恋2 その⑫ 応援団の練習2


――――放課後
――――グラウンド
応援団の練習のためにみんな集まっている。少し不安そうにしてる私を見つけて浅倉先輩が声をかけてきてくれた。「平松さん、ちゃんと来れたわね。」「朝倉先輩、昨日は色々あって、動画も見れてないしプリントも覚えてきてません。」「すみません。」「いいのよ。事情はある程度、把...

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