『平家物語』に見る陰陽道 4
- カテゴリ: その他
- 2009/04/06 12:28:31
○陰陽頭
(巻第三 三 御産の巻の事)p136
重衡の卿…、「御産(ごさん)平安、皇子御誕生候ふぞ」と、高らかに申されたりければ、法皇を始め參らせて、関白松殿・太政大臣以下(いげ)の卿相雲客、おのおのの助修(じよしゆ)・陰陽頭(おんやうのかみ)・典藥頭(てんやくのかみ)・數輩(すはい)の御驗者...
自分の好きを表現し、具現化するところ
○陰陽頭
(巻第三 三 御産の巻の事)p136
重衡の卿…、「御産(ごさん)平安、皇子御誕生候ふぞ」と、高らかに申されたりければ、法皇を始め參らせて、関白松殿・太政大臣以下(いげ)の卿相雲客、おのおのの助修(じよしゆ)・陰陽頭(おんやうのかみ)・典藥頭(てんやくのかみ)・數輩(すはい)の御驗者...
○陰陽 (巻第三 一 赦文の事)p127
入道相國(しょうこく)の御女(おんむすめ)建禮院、… 御悩(ごなう)とて、雲の上、天(あめ)が下の歎(なげき)にてぞ候ひける。諸寺に御讀經(みどきやう)始まり、諸社へ官幣使(くわんぺいし)を立てらる。陰陽(おんやう)、術を窮め、醫家(いけ)、藥を盡し、...
○彗星
(巻第三 一 赦文の事)p127
七日の日彗星(すゐせい)東方に出づ。蚩尤旗(しいうき)とも申す。又赤氣(せきき)とも申す。十八日光を増す。
《訳》
七日に彗星が東方の空に現われた。蚩尤旗という。また赤気ともいう。十八日に光を増した。
《解説》
治承二年(一一七八)...
○陰陽頭 安倍泰親
(巻第二 一 座主流の事)p69
されども陰陽(おんやう)の頭(かみ)安倍泰親(あべのやすちか)が申しけるは、「さばかりの智者の、明雲と名のり給ふこそ心得ね。上(うへ)に日月の光を竝(なら)べ、下に雲あり」とぞ難じける。
《訳》
しかし陰陽寮の長官、安倍泰親が...
私の個人サークルは平安時代の陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明(あべのせいめい)を取扱いながらも、今まで陰陽道(おんみょうどう)についての解説を一切やってこなかった。
活動当初は、他所様でそのような研究本が盛んに発行されていたし、多くのメディアが晴明を取り上げ、巷には解説本が溢れかえるといったブ...