Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

富士と不二、描いた稜線が、赤い糸だ。1

 冬になると、私の住む場所から、富士がよく見えるようになる。マンションのベランダから、坂の上から、富士見橋から。見かける度に心がざわつく。曇って見えない時は、あそこに富士がいるのだ、と呟いてみる。富士が頷くように、私のなかに稜線を描く。それはほのかな恋心にも似る。男の姿を探すように、私は毎日、富...

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予想外という既視感

ウイリアムモリス、うつくしい暮らし展
おもっていたよりもずっとよかった。
前に何度かこの手のもの、みにいったことがあったのだけれど
ふうん…ぐらいではあったので。
一緒に活動していたロセッティも、バーン=ジョーンズも、もういいかなと
思っていたし。

予想外に、うれしい時間をもらった。...

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よしあしの狭間を月が流れる─仙厓と禅の世界展2

(1から続き)

 だが、なのか。そうはいっても言葉にひかれたものもあった。蘆を題材にした三枚の絵だ。蘆は、“よし”とも“あし”とも読む。つまり善し悪し、善と悪だ。ここで取り上げられているのを見るまでそのことに気付かなかった。だがわたしはこうした言葉に...

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よしあしの狭間を月が流れる─仙厓と禅の世界展1

 『仙厓と禅の世界展』(出光美術館、二〇一三年九月二十一日─十一月四日)に行ってきた。
 HP、チラシなどから。
「仙厓(一七五〇─一八三七)は、軽妙洒脱な筆致で描いた書画によって庶民を教化し、“博多の仙厓さん”と慕われた江戸時代後期の禅僧です。 これまでにも、悠々自適の晩年...

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きょうはセンガイ展にいってきた。
後日くわしくかきます。
葦という植物、アシともヨシともいう。
悪し、良し。
このことにちなんだ絵がとくに印象にのこった。

今日はすこし雨がぱらついていた。
この秋、はじめて、寒いと感じた。

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