Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

菱田春草展 その1

 土曜日に菱田春草展(二〇一四年九月二三日~十一月三日(前期・九月二三日~十月十三日、後期・十月十五日~十一月三日)、東京国立近代美術館)にいってきた。
 確か北斎展(混雑しているというので、まだいっていない。平日に行くつもり)の前売りチケットをインターネットで入手しようと探していたとき、前売り券と...

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幻想たちが現実をかえる 横須賀美術館3

 杉浦非水(一八七六─一九六五年)は、《東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通》(一九二七年、リトグラフ/オフセット)の作者として知っていた。ホームで、たくさんの人が、電車をまっている。待ち望んでいる、といった風な、たのしげな様子で、モガ・モボの人たちが。一九九七年か二〇〇七年、八十周年か九十周年記念の...

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幻想たちが現実を変える─横須賀美術館 2

 美術館建物へ到着する。海に面した一階は、イタリアン・レストランになっている。外の席もあり、こちらも丁度昼時ということもあり、満席のようだ。海を見ながら食事を食べるひとたち。かれらもまた、海に惹かれてと、やはり親しみをおぼえる。ちなみにレストランのほうは、わたしが食べたアジフライの倍ぐらいの値段。こ...

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幻想が現実を変えるかもしれない─横須賀美術館 1

 ここで書いたら、元も子もなくなるかもしれないが(関係者がみていないことを期待したりして)、ここ一カ月ほど、詩の集まりなどへ出かけすぎて、疲れていた。毎週末、何かしらに出かけていた。続くと精神的にも肉体的にも金銭的にもきつい。だからある週末…誘いのイベントが土曜ひとつ、日曜ひとつ、二つ...

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ウイリアム・モリス展、追記

「ウィリアム・モリス 美しい暮らし展」(二〇一三年九月十四日─十二月一日、府中市美術館)。 ウィリアム・モリスは、ロセッティやバーン=ジョーンズらのラファエル前派と密接な関係にあり、日本で開催される展覧会も彼らとセットになったものが多い。その関係でモリス作品を、今までに何回か見ているのだが、心に...

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