雪が降る白い世界にあなたが映る
凍えた心が小さな音を立てて砕けていく
白い世界にあなたが居る声が微かに聴こえる
泣いているのですか寒さに震えているのですか
白い世界にあなたが居る花の香りが微かに流れる
目をつぶりあなたの名前をつぶやく
白い世界は何処までも続いているあなたの優しさのように
わたしの寂...
雪が降る白い世界にあなたが映る
凍えた心が小さな音を立てて砕けていく
白い世界にあなたが居る声が微かに聴こえる
泣いているのですか寒さに震えているのですか
白い世界にあなたが居る花の香りが微かに流れる
目をつぶりあなたの名前をつぶやく
白い世界は何処までも続いているあなたの優しさのように
わたしの寂...
カラン、カラン、カランとティーカップにスプーンの当たる金属音が響く
窓の外には抜けるような青い空が広がっている
セミの声もまだ聞こえない6月なのに本格的な暑さが続いている
そんな中ヒコーキ雲が流れていく大空に想い出をなぞりながら
それは一方通行の一筆書き無機質な静物画だ
あなたの爽やかな香りがする
...
この世にたった一つしかない
時をつかさどる本物の時計
それは神によって創られた
喜びも悲しみも生も死も
全てを正確に動かす宇宙の鼓動
わたしは探しに行く時を確かめるために
あなたと共に未知の世界へと
わたしたちの幸せとは何なのかいまがその時なのか
わたしたちの夢をかなえるために探し続ける
次はあの銀...
私は歩く森の中を
たくさんの荷物をあなたと運んでいる
息を切らし両手にいっぱい袋を持って
坂道をのぼる二人で
私は歌う春の歌を
木漏れ日が眩しい草を踏む音がする
何があってもわたしたちは一緒だ
私は歩くあなたとこの坂道を
春の歌が聴こえるこの深い森の中を
あなたは寂しいのだ
きっと
風のささやきも
陽のぬくもりも 空の青さも
森の緑も
いたたまれなく胸を刺すので
風に舞う木の葉も
陽の当たる公園も 空を飛ぶ鳥たちも
森の中の小さな生き物も
全てが心の中で砕け散ってしまう
見るものが全て恐ろしい
その存在が落ちてくるとき
逃げる事の出来ない...