Nicotto Town



昔、昔ギリシャにゼウスという神がいました。
その末っ子の名前はヘルメス!
その800代目の子孫が僕ちゃん!
決して嘘八百ではありません。
自由気ままな僕は泥棒や山賊の守り神

アンテナ



例えば紙を切るとき 手元ばかりに気を取られていると まっすぐきれいに切れないけど 手元は余り気にせず 目標を見ながら切っていくと けっこうきれいに切れるもんだ 目標達成もこんな感じかもね   何かまっしぐらに目的に向かって走っている人は 美しく輝いている その人のそ...

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海月(くらげ)






孤独というが世界は隅々まで繋がり
回線は高速で観念の中を海月のように漂う
誰かがどこかで僕と繋がっている
しかし、何が繋がっているというのだろう
昨日までの重い景色が錆び付く
他人の幸不幸を遠慮なく笑う自虐
自分勝手な猪突猛進の狂気は
リアルな世界とは一線を画し
特別な何か...

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時の流れ





心の奥深くで軋むように
何か開く音がする
松明(たいまつ)が地面に落ち
かすかに残っていた夢が消える 螺旋階段を静かに下りた暗やみの底で
男は携帯電話を握りしめて倒れていた
彼の見ていた画面の奥には
星と同じほどの深遠さが潜んでいたのか
闇は星を見ようとする者をやさしく引き寄...

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峠三吉詩集より


  峠三吉詩集より

ちちをかえせ   ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ  わたしにつながるにんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ       仮繃帯所にて

あなたたち
泣いても涙...

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傍観者





夜は警告のように訪れる この世界のどこかで今日も 誰かが処刑されたかもしれない 来る日も来る日もそれを数えながら 彼らは眠っていた 抱きしめようとする真っ暗な夢に 照明弾が打ち上げられ 真昼の明るさに照らされて 一斉に銃声が鳴り響いた 死に物狂いのこの夜が明ければ 誰にで...

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