この場所に
何か忘れ物をしてきたような気がする
小さないくつもの思い出が
現れては消えていく
もう一度話しかけてもいいですか
あなたに
もう一度触れてみてもいいですか
あの頃に
誰か私を知っていますか
あの頃の私を知っていますか
笑い声が聞こえる
泣き声が聞こえる
怒りの声が聞こえる
悲...
この場所に
何か忘れ物をしてきたような気がする
小さないくつもの思い出が
現れては消えていく
もう一度話しかけてもいいですか
あなたに
もう一度触れてみてもいいですか
あの頃に
誰か私を知っていますか
あの頃の私を知っていますか
笑い声が聞こえる
泣き声が聞こえる
怒りの声が聞こえる
悲...
ロールケーキをナイフでカット
よくよく見るとカタツムリ
くるくる巻いたカタツムリ
お皿に乗ったカタツムリ
一つだけでは可哀そう
もう一つ切って並べてあげる
いただきま~すって
一つ食べたら・・・
あらあら
またまた一つだけ
可哀そうだな
可哀そう
もう一つ切って
並べてあげた
くるくる...
心が機械だって
その中を無数の歯車が回っているんだって
ん~
ちょっと錆びついちゃったみたい
一つが動かなくなっちゃた
愛と言う歯車がね
この間まで
すごいスピードで回っていたのに
なんでだろうね
しょっぱい涙で濡れちゃったからかな
コンピューターが人間に恋をしました
でも叶うはずがあ...
ある雨の日の公園での出来事です
そこにはブランコと
傍らに小さなベンチが一つありました
ブランコには子供のカタツムリが
笑顔で乗っています
横のベンチで母さんカタツムリも
笑顔で見守っています
誰もいない雨の日に
彼は夢にまで見たブランコに乗っています
晴れた日に葉っぱの影から
いつも見...
白い月あかりの中を
舞い落ちる花びらは
自らの影を見つめながら
その一生を終える
それは舞い落ちていく
しじまの中を
何千枚
何万枚と
それは舞い落ちていく
なにも語らずに
私もその中の
一枚なのだろうか
ひらりひらりと
一人舞い落ちていく
白い光の中を
少し冷たい春の風の中を
ゆれ...