ゆらゆらゆらゆらら
揺れる空気の向こう
見える夏の幻覚
騙されるのは僕か
それとも君か
焼けつくアスファルトの上
今日も僕らは
見つめ合ったまま
***
恋という不安定なものに惑わされないように
必死に自分の熱情(=アスファルト)に気付かない様にしている二人。
日日是悪日
ゆらゆらゆらゆらら
揺れる空気の向こう
見える夏の幻覚
騙されるのは僕か
それとも君か
焼けつくアスファルトの上
今日も僕らは
見つめ合ったまま
***
恋という不安定なものに惑わされないように
必死に自分の熱情(=アスファルト)に気付かない様にしている二人。
喉が嗄れる
目が乾く
髪が抜ける
骨が軋む
細い三日月
銀色に嗤う
閉じ込めた心の奥
もう開かない 開けない
後ろに立つのは
鎌を持った天使
耳元で囁くのは
白い羽根の悪魔
「快楽は此処に在るのさ」
甘く狂おしい呪縛
もう手放せない
***
呪...
君は笑っていたね。
だから僕は安心していた。
君は幸せだと信じて疑わなかったよ。
僕が幸せだから
君も幸せ。
そんなの
ただの幻想にすぎなくて。
独り善がりの僕の考え。
知らず知らずのうちに
君に押しつけた。
ねえ。
もう1度だけ僕の前に姿を見せてください。
...
泣きたい夜は、
月に飛んでいこう。
彼女は僕を優しくあやしてくれるから。
笑いたい夜は、
月に話し掛けよう。
彼女は静かに黙って耳を傾けてくれるから。
唄いたい夜は、
月を見てみよう。
彼女はもう既に待ちくたびれて唄い始めているから。
幾つもの夜
月と越えて
またそ...
僕を慰めようとする美しい花が嫌い
僕を優しく撫でる春風が嫌い
僕を受け入れようと広がる青空が嫌い
僕を笑わそうとする君のいる世界が嫌い
それでもって
こんな風にひねくれた自分が
ときどき嫌になる