安部公房 著
『箱男』を読みました。
この読後感
以前映画『マルホランド・ドライブ』を見終わったときと
同じような感覚。
着地点を見つけられず
いざ感想を記そうとして
PCの前で
なかば途方にくれているのです。
頭から脛の辺りまでを覆う
ダンボール箱をかぶった男性が
街を徘徊中に空気銃で撃たれ
...
主に読書とか映画とかの感想です。
安部公房 著
『箱男』を読みました。
この読後感
以前映画『マルホランド・ドライブ』を見終わったときと
同じような感覚。
着地点を見つけられず
いざ感想を記そうとして
PCの前で
なかば途方にくれているのです。
頭から脛の辺りまでを覆う
ダンボール箱をかぶった男性が
街を徘徊中に空気銃で撃たれ
...
米原万里 著
『オリガ・モリソヴナの反語法』を読みました。
『存在の耐えられない軽さ』を読んで以来
旧共産圏を舞台にした物語を
ときどき読むのだけれど
この小説も
当時のソ連と東側諸国のありさまを
まざまざと感じさせるものでした。
子どものとき
プラハのソビエト学校に通っていた日本人女性が
かつ...
ミヒャエル・エンデ 著
『モモ』を読みました。
先日ネットニュースで
『日本の悪名高き長時間労働』という
文言を目にしたのだけれど
この本の発行部数が
本国ドイツに次いで
日本が2番目に多いということに
なんとなくうなずけるというか
これから先
労災とか過労死とかの
悲しいニュースを目にする度に
...
ソルジェニーツィン 著
『イワン・デニーソヴィチの一日』を読みました。
「きょうはすばらしい一日だった」
このセリフが心に残りました。
人間は
どのような環境にも順応して
満足感を得られるものなのかしら。
それとも
『カラマーゾフの兄弟』の老審問官が言うように
人間は
自由よりも服従を望むのかしら...
宮下奈都 著
『羊と鋼の森』を読みました。
映画も上映されているので
どちらにしようか迷ったけれど
コスパを考え
読書の方を選びました。
高校時代に
一人のピアノ調律師に出会ったことがきっかけで
優れた調律師になることを目指し
様々な出会いを重ねながら成長していく
調律師の青年が主人公の
お仕事...