秋
冷たい雨
足早に通り過ぎる傘の群れ
濡れて立ちすくむ並んだ自転車
窓に広がる景色は
都会が動きそして静止している
ちょっとノスタルジックで軽いスィング
BGMが心地いい
もう30分も待っている
コーヒーカップの底も見飽きた
40分が経った頃
きょろきょろとやって来た
大きな額縁の中の...
秋
冷たい雨
足早に通り過ぎる傘の群れ
濡れて立ちすくむ並んだ自転車
窓に広がる景色は
都会が動きそして静止している
ちょっとノスタルジックで軽いスィング
BGMが心地いい
もう30分も待っている
コーヒーカップの底も見飽きた
40分が経った頃
きょろきょろとやって来た
大きな額縁の中の...
秋の風のささやきの中
ゆったりとした青空の中を私は泳ぐ
雲が遠くに見える
あそこまで泳いで行こうよ
風がそうつぶやいた
白い雲は僕たちの友達だ
ほら手を振っている
ほら微笑んでいる
さっきはなぜ泣いていたの
風と雲が私に聞いた
心配そうに私に聞いた
ありがとう
今、私は風になった
今、私...
思い出の青い空のピースが
欠けてしまった
それは
それでいいんじゃない
なんてあなたは言うけれど
それはそれで私にとって大切なもの
心の中ってさ
私の心ってさ
ちょっとの傷で
簡単に壊れてしまうんだ
ねぇ
青い空のピースをどこに隠したの
知ってるんだ
私
私の心の中を覗けるのは
あなた...
暗闇の中
月が錆びついた銀の光を放っている
それは朽ち果てた心の中を
亡霊のように照らしている
一人見つめる
小さな時間と空間の狭間の中
この世に存在する意味を
自己へと問いかける
自分の影が居場所を探している
安心できる場所ってどこなのか
破壊されてしまった自分の欠片を
もう一度積みなお...
今日の日差しは
あの時の日差しとは違う
そんな気がして
外の景色を眺める
あなたの色を感じる
あなたの暖かさを感じる
見上げる空の青がきれい
流れる雲の白がきれい
近くから射していた光が
遠くからへと変わってしまったけど
踏み出す足元を
照らしてくれる
一人で歩けるから
もう大丈夫
今...
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