今横たわる
白く光る三日月
その揺りかごの中で
私は眠る
優しくそっと揺らしてくれるのは
あなたの愛なのか
遠く子守唄が聞こえる
心に響く暖かい声だ
母の声とは違った
心に響く懐かしい声だ
その揺りかごの中で
私は眠る
一人夢を見る揺りかごの中
あの時の遠い日が
今
光った
風邪...
今横たわる
白く光る三日月
その揺りかごの中で
私は眠る
優しくそっと揺らしてくれるのは
あなたの愛なのか
遠く子守唄が聞こえる
心に響く暖かい声だ
母の声とは違った
心に響く懐かしい声だ
その揺りかごの中で
私は眠る
一人夢を見る揺りかごの中
あの時の遠い日が
今
光った
風邪...
振り向いた君は
ちょっとオレンジ
フレッシュな香りが
眩しく光る
追いかける僕は
少しだけホワイト
純な気持ちが
青空に浮かぶ
あ~ぁ
行っちゃった
目の前を通り過ぎて行った電車が
しだいに小さくなっていく
視線を戻し
ふと前を見ると
向かいのホームのベンチにオレンジが座っていた
...
心が白く抜けてしまった
今
埋め合わせをするように
黒い雪が降ってきた
愛だとか恋だとかは
もうどうでもいい
黒い雪が
心の中に降り積もる
あなたの微笑みの残像が埋もれていく
立ちすくむ割れた鏡とともに消えていく
いつまで降り続くのだろうか
昨日までの純白が食べつくされていく
心の中に黒...
それはそれは
街と海を見下ろせる小高い丘の小さな公園にありました
リンリーン、リンリーン
電話が鳴っています
ハイハイ今出ますよ
ちょっと待っていてね
やぁ、こんにちはリヒトおばあちゃん
元気かな
受話器の向こうから
明るい声が聞こえます
おやバウムかい
いつもいつもありがとう
今日は何...
透明な空間がやけに冷たい
そこに足音だけが低く響いている
どうやら一人で
冬に迷い込んでしまったようだ
さっきまでは二人でいたんだけれど
さっきまではね
愛なんてもろいものさ
一瞬で砕け散っていく
時の神様が先へと事を早めに進めてくれたのかな
躊躇することは許さないよって
その時
路が突然...
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