七つ夜とせや
　　睦むの音

　黙を盲にと
　差し出せば

　微かに揺れる生暖かなソレが
　　命の根源に絡みつき
　　　落とせや　一つ
　　　堕とせや　一つ

　　言の葉に乗せて
　　　願い奉る

　　この世は魂に満ち満ちて
　　其れでも足りぬと漏らされる

　　伊邪那岐　伊邪那美
　　　愛しや愛...

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　　透き通った壁の向こう
　　初々しい野ばらが咲き乱れる
　　　そして人影
　　ゆっくり立ち上がりこちらを向く

　　-　　影　-

　一歩踏み出し傍に往けたらと
　　　　でもそれだけでも
　　　　　影は怯えているのか
　　　　　走り去っていく

　名残惜しい気持ち
　　俯く心に叱咤して
　　　空を...

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 嘯く風は濁りはしない　　嘘だろ？本当なの？
　　　真実なんてどんなんでもいい　言いきっちゃうとかどんだけ自信が在るの？　　コンタクトレンズを外したら
　　　世界が　上書きされたようで
　　　　空中落下に似てるのかな
　　　　なんだか　不安になる
　　逆さまになってるから
　　　見下ろすだ...

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　君が愛しいと強く抱きしめて
　　其の為ならば命さえも厭わないと
　　　仄めかすから　僕は冗談で
　　　　拗ねて見せると
　　慌てて　抱きつくから　ずるいのさ
　　　そんな　そんな風にね
　　
　　大丈夫　逃げやしないよ
　　　君が不安を感じて嫌々する度に
　　　　僕は最最強くならなきゃって
　　　...

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  寂しいね､って言ったら
　　淋しいねって言い返してくれた

　　其れだけでも嬉しい

　温まりたいねって言ったら
　　温まろうよ､と肩を抱いてくれた

　睦まじいってこういう事かな？って聞いたら
　　多分違うけどちょっと似てるかもと

　　　　其の言葉で　心が
　　　　　　揺れなくなっ...

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