Nicotto Town


ユウの想いごと


主に読書とか映画とかの感想です。

小説『恥辱』

J.M. クッツェー 著
『恥辱』を読みました。

恥辱・・
ネガティブでどこか刺激的な響きをもつ
そのタイトルと
エロティシズムを感じさせる
表紙カバーに惹かれ
昼ドラのような愛憎劇を想像しながら
読みはじめたのだけれど
けっこう硬派な
リアリズム小説でした。

南アフリカの大学で教鞭をとる男性が...

>> 続きを読む


小説『コンビニ人間』

村田沙耶香 著
『コンビニ人間』を読みました。

私も含め多くの人々は
大なり小なり『世間体』というものに
気を配りつつ生活しているわけで
この小説は
『世間体』をあらためて認識させ
『世間体』へのアンチテーゼとして
心に刺さりました。

大学生の頃から
同じコンビニで18年間バイトをし続けている女...

>> 続きを読む


小説『エレンディラ』

ガブリエル ガルシア=マルケス 著
『エレンディラ』を読みました。

マジックリアリズム。
この作家の作品によく用いられる文言で
「なんかよく分からないけれどなんか言葉の響きがかっこいいしなんか読んでみたいけれどなんか『百年の孤独』は敷居高そうだからなんか他にいい文庫本ないかしら。」と
手にしたのが...

>> 続きを読む


小説『スティル・ライフ』

池澤夏樹 著
『スティル・ライフ』を読みました。

ストーリーがおもしろいと感じる小説は
多々あるけれど
読んでいて安らぎを感じる小説
文章そのものが心地良いと思える小説には
なかなか出会えないのだけれど
今回出会うことができました。

染色工場でバイトしている青年が
同世代の風変わりなフリーター男...

>> 続きを読む


小説『火星年代記』

レイ・ブラッドベリ 著
『火星年代記』を読みました。

SFものは難解という先入観のために
ほとんど読むことがなかったのだけれど
これは理系音痴の私でも
おもしろく読める小説でした。

人類が移住するために押しよせた
2030年代以降の火星を
年代ごとにオムニバス形式で描いた話で。

物理の専門用語...

>> 続きを読む





Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.