知らない間に秋が深まっていく
そう思った瞬間
柔らかく差す日差しに
庭に置かれた自転車の青い車体が光る
目に眩しい
金色の光の反射は何かを訴えているかのよう
青く抜けた大空
雲はいったいどこへ行ったのか
鳥のさえずりが聞こえる
実もない枯葉だけの枝
飛び立つと
それは空の中へと落ちて行った...
知らない間に秋が深まっていく
そう思った瞬間
柔らかく差す日差しに
庭に置かれた自転車の青い車体が光る
目に眩しい
金色の光の反射は何かを訴えているかのよう
青く抜けた大空
雲はいったいどこへ行ったのか
鳥のさえずりが聞こえる
実もない枯葉だけの枝
飛び立つと
それは空の中へと落ちて行った...
流れる音の中に浮かんでいる
そっとやさしく浮かんでいる
青い空気が見える
爽やかに降りてくる
手を伸ばす
そっと抱きしめる
暖かい
それは交わり
夢の中
君が好き
月
実は人類が知らないうちに
月の裏側から宇宙人に侵食されていた
そう赤目の梅干し星人に・・・
あと少しで全ての作業は終わるらしい
どうなってしまうのか?
月の表面を爪楊枝で
いや尖がったロケットの先っちょで刺して欲しい
白く光る表面がプルンとめくれて
中から赤い梅干しが現れる
何処かの羊...
その1
あの日から遠くに行ってしまった
あなたの幻影が
おぼろ月のように
西の夜空にかすむ
霧雨にうなだれているコスモス
虫たちもそこはかとなく鳴いている
夜が暗いのは
心が閉じてしまっているから
「好き」という言葉は
今日の夜よりもっと暗く重たい
今はとても
深い秋
その2
遠...
金の糸を紡ぐ妖精が天空にいる
でも金の繭玉が無くなっているのに気が付いた
金の糸は天空を回す歯車にかける大切な糸
これが無いと時間が止まってしまう
金の繭玉は天空の花の園に住む
金の羽をもつ蝶が作るのだが・・・
蝶が何処かへ行ってしまった
そう消えてしまったのだ
まだ先回紡いだ替えの金の糸が...
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