12色の色鉛筆を
24色に替えたからと言って
私の心の中の色は
描けないから
例えあなたが
この色は青だと言っても
それは私の青とは違う
でもだから何だって言うの
私に必要なのは
今のあなたの青
矛盾してるかな
悔しいけど
本当は色なんかいらない
ねぇ愛って何だと思う
突然の質問で驚い...
12色の色鉛筆を
24色に替えたからと言って
私の心の中の色は
描けないから
例えあなたが
この色は青だと言っても
それは私の青とは違う
でもだから何だって言うの
私に必要なのは
今のあなたの青
矛盾してるかな
悔しいけど
本当は色なんかいらない
ねぇ愛って何だと思う
突然の質問で驚い...
ススキの穂といっしょに
ゆっくりと海が後ろへと流れていく
灰色の雲は海にのしかかり
ウミネコが這うように飛んでいた
風は潮の香りに満ち
遠く下北半島が紫にかすんでいる
海を見続けていた
車窓からただぼんやりと
ひとつの想いさへ
消し去ることの出来ない心に
いったい何がこれから
刻まれていく...
青い空に映しだす
あなたの景色
息をしている
静かに
その瞳に映る景色は
今日も澄んでいる
街はクリスマス
青空の下のクリスマス
ツリーは輝いていないけど
思い出は積み重なっていく
それは二人のイルミネーション
今輝いている青空の下に
街が呼吸をしている
微笑み歌うクリスマスソング
僕...
風
風が吹いた
風
風が吹いた
枯葉が舞った
白い世界に舞った
枯葉は紅く
枯葉は黄色く羽ばたいた
交じりあいながら
静かに落ちた
風
風が吹いた
優しく
そっと
枯葉が舞った
あなたの心に
枯葉が舞った
わたしの心に
交じりあい
静かに落ちた
見つめ合うと
時が止まった
優し...
冬を誘うかのような
秋の雨は冷たい
雨に濡れたイルミネーション
幾何学的なコンクリートから成る街並み
濡れた舗道に滲んでいる光
様々な人工物の波長が揃って歌っている
雨の冷たさとと夜の暗さと自分だけが
自然からの置きみやげ
私の心が浮遊している
雨に打たれ夜の暗さにまぎれ
うっすらと笑みを...
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