Nicotto Town


COME HOME


日日是悪日

「包帯」

開いた傷口
流れるのは黒い血液
飛び出したのは紅い膿
最後まで止まらないのは白い欲

純白の絹の布包帯
まだら色に染まる

そんな布切れで
この躰の行き場の無い感情のはけ口を
塞ぐことなんて出来やしない

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「眼帯」

命終わる瞬間まで見届けたいもの
もう二度とこの目に留めたくないもの

愛と花が溢れ日差しの優しい世界
破滅へと向かう忌まわしき黒い世界

美しく笑う清らかな君
気付けば泥を纏っていたわたし

後者ばかり映す右目に
わたしはそっと 涙を流し
眼帯をかける

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『〝文学少女〟と餓え渇く幽霊』

文学少女シリーズその②
エミリー・ブロンデ作の「嵐が丘」になぞらえた作品です。

自称「文学少女」の本を食べちゃうくらい愛してる天野 遠子(アマノ トオコ)に、
彼女が部長の文芸部に所属する元・天才覆面美少女作家の井上 心葉(イノウエ コノハ)(男)は、振り回される毎日を送っていました。
ある日、文...

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「夢」

いつか見た
夢の続き
もう、思い出せない

優しく差し出されたその手をしっかり握る
離さないように 離れないように

霞む世界 おぼろげな誰かの笑顔
全て忘却の彼方

幸せな笑い声
木霊して

必要のない涙
蒸発する

夢だということが
夢みたいで

そんないつかの
夢の片割れ

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『〝文学少女〟と死にたがりの道化』

文学少女シリーズ、知ってる人いるんですかね?
ライトノベルなので、読みやすいですよ~。

元・天才美少女作家の井上 心葉(イノウエ コノハ)は、
比喩ではなく本当に本を食べちゃうくらい愛してる妖怪文学少女天野 遠子(アマノ トオコ)部長の文芸に所属し、「もう書かない」と決めた小説を遠子におやつとして...

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