青いウェーブが
静かに止まった
それは
心のどこかで
荒れ狂う海を
あざ笑うかのように
波が海が
凍りついてしまった
振り向いた瞬間に私は見た
深い黒い海の底から溢れ出る涙を
それは罪ではない
今それは罪ではない
この愛を閉じ込めておくために
私は海への重い扉にもたれながら
そっ...
青いウェーブが
静かに止まった
それは
心のどこかで
荒れ狂う海を
あざ笑うかのように
波が海が
凍りついてしまった
振り向いた瞬間に私は見た
深い黒い海の底から溢れ出る涙を
それは罪ではない
今それは罪ではない
この愛を閉じ込めておくために
私は海への重い扉にもたれながら
そっ...
霧に
そっと触れてみる
優しさが柔らかく跳ね返る
冷ややかな幾つもの視線の中
透きとおった瞳が見つめている
あなたが見ているのは
私なの
それとも
もっと遠い世界なの
霧が
そっと泣いて居る
悲しみが冷たく凍えている
暖かな笑い声の中
澄んだあなたの嗚咽が私には聞こえる
あなたが失っ...
ちょっぴり寒い3月の日曜日
公園は少しずつ緑を広げている
あの時あなたが押してくれたブランコは
今は止まったまま寂しそう
あの時の笑い声は
何処へ消えて行ってしまったの
ねぇ
あの時と同じ空だよ
ねぇ
あの時と同じ風だよ
私はブランコに座り
大きく深呼吸をした
こんなにいっぱい
光は満ち...
花を見つめる君を見て
春が振り向きざまに微笑んだ
一輪の健気な花のような君を見て
春がもう一度微笑んだ
私はここに居ますよ
春はそう言って温かな風を送った
花が静かに揺れた時だ
清らかな香りが君を優しく包んだのは
とある方のコメント欄に書いたのを
修正書き直したものです
春って姿は見え...
花を下さい
私に
一本の
小さな花を
心の中にしまっておくから
小さな花束が出来るまで
花を下さい
私に
あなたのその手で摘んだ
小さな花を
心の中にしまっておくから
香りが一杯に満ちるまで
花を下さい
私に
ずっとずっと下さい
その小さな花を
あなたの心が
私の心に満ち溢れるまで
...