一緒にくぐった花吹雪の川べり一緒にたわむれた焼け付く砂浜一緒に歩いた落ち葉の道一緒に見た海岸線から出る太陽そして
三度目の冬 あなたはいなかったこういうことを長すぎた春というのだろうか私達にとってこれは長すぎたというものではないただ季節が静かに回っただけ
今までの日々に何を残し何を拾っただろうそ...
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一緒にくぐった花吹雪の川べり一緒にたわむれた焼け付く砂浜一緒に歩いた落ち葉の道一緒に見た海岸線から出る太陽そして
三度目の冬 あなたはいなかったこういうことを長すぎた春というのだろうか私達にとってこれは長すぎたというものではないただ季節が静かに回っただけ
今までの日々に何を残し何を拾っただろうそ...
あなたと過ごした日々桃色の花びらを追いかけて足を濡らせて海辺で遊びかさかさと音を立てた街路樹舞う風花を受け止めようとして
そんな日常生活の中に怪しい影を落としたのは誰それは決してあなたじゃない決して私でもない正体は何なのか
お互いが嫌いになったわけでもなく何かが裂けようとしたときつながった心にひ...
あなたと別れたあの夜はまるで心の中がえぐられたようでいや えぐられた方が良かったその分悲しまずにすむ例え傷口から血を流しても
どこかでそう感じていたでも信じていたかったあなたがいなくなるなんて考えたくなかったでもあなたは消え去っていった
悲しみの渦は深く過ごした日々を吸い込んでいくばらばらになっ...
久しぶりに東京に雪が降った一晩すれば消えてなくなるだろうぬかるんだ道を恐る恐る歩く東京なんてそんなもの
あなたの故郷を思い出したそれは雪に覆われた町どうやって暮らしているのだろう訪ねたこともあったけどもう忘れてしまった
あれはいつだったろう枯葉の基地を歩いていたお互いに下を向いている気ながら肩が...
有名な梅を見に京都へ行ったご主人様を慕って飛んで行った梅の木そこにはどんな想いがあったのだろう私もなりたかったあなたへと飛んでいく梅の木に
こんな時期に観光客は少なく一人旅には悲しいほど静か清水寺でひのき舞台に立って探してみてもあなたはいない瓦屋根ががまぶしいくらい
あなたと別れて2度目の冬やっ...