白い雪が
舞い降りてくる
音もなく
いくつも
それはそれは
いくつもいくつも
手のひらに優しくとまり
にじむように溶けていく
わたしは探している
溶けない雪の結晶を
それは小さな愛の結晶
それは小さな真実の結晶
頑なに凍り
愛を真実を凍結させている
その愛をその真実を
確かめるためには...
白い雪が
舞い降りてくる
音もなく
いくつも
それはそれは
いくつもいくつも
手のひらに優しくとまり
にじむように溶けていく
わたしは探している
溶けない雪の結晶を
それは小さな愛の結晶
それは小さな真実の結晶
頑なに凍り
愛を真実を凍結させている
その愛をその真実を
確かめるためには...
冬の寒さが遮断された電車の中
私の隣に赤ちゃんを抱いた女性が座った
かわいい・・・
小さな眼差しが私を見て微笑んだ
窓からの透き通った冬の日差しが
赤ちゃんの顔に照りつけている
母親が気付きブラインドを下ろそうと
身体を捻った
赤ちゃんの顔が揺れた
瞳の中の青い景色が大空に飛んだ
いや飛ん...
青い光に乗って
私は未来へと進んで行く
心地よく吹く風の中
軽いステップを踏みながら
赤い光に乗って
私は未来へと進んで行く
熱く燃える思いの中
歯を食いしばりながら
夢を片手にかざし
強い意志に背中を押されながら
どこまで行くのだろう
どのくらい進んだのだろう
私の夢は私の想いは
どこ...
シーズンシート
ここは私の特等席
わたし一人のね
そう、季節は終わっても
想いは終わるって事はないから
この席をまた予約してもいいかしら
また新しい季節が始まるから
あなたの横にあるのは
そう、たった一つのシーズンシート
早く野球が始まらないかな
きっと降ってくるだろう
白い雪を見る事はもう無い
冷たく冷え切った身体を
温める必要ももう無い
あなたの魂は
自由に空の中を舞い続けるのだ
痛いほどに澄みきった
冬晴れの空の中を
飛べ
どこまでも高く
もっともっと高く
飛べ天の果まで
やがて夕焼けが赤く空を染める
冷え切った茜色に映る優...