冷たく光る冬の空気の中
不意にあなたの香りがした
見えない形に
私はたじろいた
愛している
そう感じた
なぜ
いつも
あなたを直視することが
出来ないのだろう
ざわめきの中に
あなたの声が聞こえた
私は目をつぶった
余韻に浸った
でもすぐに寂しさに
心が染まった
どこに居るの
この街...
冷たく光る冬の空気の中
不意にあなたの香りがした
見えない形に
私はたじろいた
愛している
そう感じた
なぜ
いつも
あなたを直視することが
出来ないのだろう
ざわめきの中に
あなたの声が聞こえた
私は目をつぶった
余韻に浸った
でもすぐに寂しさに
心が染まった
どこに居るの
この街...
枯葉の香りがする
そんな黄色い落ち葉の道が続いている
雨に濡れ光っている
踏みしめると秋の音がかすかに聞こえる
木々のかすかな揺らぎ
枝々のかすかなざわめき
泣いているのだろうか
あなたは
そんな静かなうめきを
眼下の沢の流れが消し去っていく
止まり落ちた全ての音たちが
打たれ勢い流れ去っ...
紅に燃える山々に
白い霧が立ち込めている
それは紅い海に白い花々の絨毯を
しっとりと敷き詰めたようだ
雲よりも高く風よりも強く
思いを馳せ
何かを求めて
秋の空の下を一人さ迷い歩く
それでも何も起こらない何も残らない
この現実は何なんだろう
それでも私は
歩き続けなければいけないのだろう...
秋の金の恵みが
爽やかに吹く風の中に光っている
そんな小春日和の中
私はこの街を歩き続ける
もう間もなく日が沈む
寒く黒い夜がやって来る
ああ私の心の灯火は
いつまで夜道を照らし続けられるのだろうか
なんてぽっと浮かびました
暖かな秋の休日です
コンパクトだけど
ちょっと古くさい感じがす...
沈む月を見ている
漆黒の翼をもつ鳥の上にまたがって
私は空を飛ぶ
星からの光の筋の中
なんて自由なのだろう
澄んだ暗闇の中
私は飛ぶ
あなたの元へ
私は飛ぶ
あなたの心の中を
寂しいんだ
この暗闇が
少しだけでいい
あなたの灯りに触れさせてくれ
もう少しだけ居させてほしい
あの月が沈む...
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