先回が白なので
今回は赤で行ってみますか?
無限に赤く染まった空を翔ぶ
赤く燃える大鳥に燃え盛る矢を放った
大鳥は限りなく大きく
赤い汗をほとばしらせて空を舞っていた
大鳥の巨大な黒い影は
地を一瞬にして闇夜に導いた
矢はその首を射抜いたが
大鳥はそのまま飛び去っていった
巨大な竜巻のよ...
先回が白なので
今回は赤で行ってみますか?
無限に赤く染まった空を翔ぶ
赤く燃える大鳥に燃え盛る矢を放った
大鳥は限りなく大きく
赤い汗をほとばしらせて空を舞っていた
大鳥の巨大な黒い影は
地を一瞬にして闇夜に導いた
矢はその首を射抜いたが
大鳥はそのまま飛び去っていった
巨大な竜巻のよ...
それは白い世界
あまりにも白い世界
白い景色が見え
白い声が聞こえる
あなたはその中で
白に染まり同化した
白以外に何も見えない
塗り込められた感情は
更に白く染まり
最後の息を止めた
日が昇り白熱の日差しが
目の前を白く焼いていく
耐えながら白くなった私は
白いあなたを探す
心も白く...
それは思い出
振り返るとそこにある
かすかに震えながら
滲んで揺れている
それは坂道を下るように
影の中へと入っていく
かすかに笑顔が見え
遠くに笑い声が聞こえる
あの時のままに
それは止まったままに
わたしは
哀しいのか
わたしは
寂しいのか
あなたは
哀しくないのか
あなたは
寂...
桜の花びらに想いを託す
そんな夢をみた
ひらひらと舞い落ちる花びらを
あなたは見てくれるのでしょうか
一枚一枚に想いを込めて
風に託したわたしの言の葉を
大空に舞うピンクの花びら
どこまでも舞っていく
また一枚
また一枚
届いた一枚を
あなたは見てくれるのでしょうか
肩にそっと舞い落ち...
君は葉桜
ピンクに燃える華やかさはないけど
あざやかな黄緑がそこにある
フレッシュな躍動が
宙を跳んでいる
芽吹き
それは春の息吹
君は花びらを吹き飛ばし
青い空に浮きあがった
やがて濃い緑となり枝を潤す
そのあでやかさを僕は好きだ
やさしく揺れ動く枝に
陽の光が眩しい
君は葉桜
僕...