白い花から赤い苺が生まれるように
あなたの無垢な心から愛が生まれた
遠く聞こえる潮騒の音が
幾ばくかの夢を運んでくるとき
心地よいそのリズムに
合わせて踏むステップ
今すぐに明日の扉を開けたい
待てない時間がまた独り歩きを始める
微笑みが夢を語っている
そんな瞬間にも
台風が来そうだけ...
白い花から赤い苺が生まれるように
あなたの無垢な心から愛が生まれた
遠く聞こえる潮騒の音が
幾ばくかの夢を運んでくるとき
心地よいそのリズムに
合わせて踏むステップ
今すぐに明日の扉を開けたい
待てない時間がまた独り歩きを始める
微笑みが夢を語っている
そんな瞬間にも
台風が来そうだけ...
落ち葉が泣いた
風が微笑んだ
風は落ち葉を
小さな折紙にした
折鶴になった落ち葉は
もう一度風に舞った
星に近づきたい
落ち葉は思った
いつも寂しい夜に
お話を聞かせてくれた
そのあとに歌ってくれた
子守唄を決して忘れない
落ち葉は星になりたいと言った
風が微笑んだ
折鶴は飛んだ
高く...
『雨が降っている
私は素足でその中を歩いている
傘なんて要らない
今日の雨は私の心なんだから』
桜の咲く
春の柔らかな日差しも良い
その暖かさ
やさしさに私は泣いた
強靭な頼りがいのある
夏の燃えたぎる日差しも好き
その暑さ
たくましさに私は泣いた
今
秋の風が流れてきた
透明な陽...
あなたの優しさは
どこからやって来るのだろう
星の雫を
そっと私の前に置いて去って行ったね
その光は無言で
私の心に打ち寄せて来る
たずねても良いですか
あなたは私を好きなのですか
小春日和の
少しばかり風の強い日に
私はあなたの手のひらに
ささやかに光る日差しを乗せた
暖かさを感じてく...
青い空はさらに高く
どこまでも澄みきり
風は涼しげに
その日差しを横切る
朽ち果てた向日葵が夏の終わりを告げ
隣では名も知らぬ草の蕾が膨らんでいる
それは秋の始まり
新たな景色が生まれている
私は大きく息を吸い込む
この秋を胸中に納めんと
私は大きく息を吐き出す
この新たなる世界の中へと
...