優しさだけですべてを受け止めようとした君は悲しい顔をしていなくなってしまった
僕の心臓を二つにして君にあげることが出来たらいいのに独りでつぶやいてみた
僕らが描いた未来は決してやっては来ないと分かってもどこかで君が生きているならこんな世界でも僕は笑って生きていけるよ
偽善でもかまわないそれでもいいと...
優しさだけですべてを受け止めようとした君は悲しい顔をしていなくなってしまった
僕の心臓を二つにして君にあげることが出来たらいいのに独りでつぶやいてみた
僕らが描いた未来は決してやっては来ないと分かってもどこかで君が生きているならこんな世界でも僕は笑って生きていけるよ
偽善でもかまわないそれでもいいと...
喉が渇いた
水を飲めばいいのにあなたは動かない
疲れた
眠ればいいのにあなたは目を閉じない
寒い
温まればいいのにあなたは薄着のまま
暗い
明かりを灯せばいいのにあなたは火をつけない
寂しい
こっちへ来ればいいのにあなたは声さえかけない
酷く心が渇いく
何もしないあなたが悪いの?何もしてあげない私が...
彼には顔が無い
そんな彼の声を聴く
乾いた声で話が進む
彼の目を見る
空虚な世界が映り込む
彼の気持ちを考える
渦巻く感情が溢れ出すのを硬い扉が閉じ込める
彼の顔が私にむけられる
変わらない当たり前の顔
当然のようにそこにいる彼
それでいて影のように溶け込む
だけど彼はそこにいない
嘘とはなんだった...
素敵な私を望むのならば
背中に羽をつけましょう
真っ赤な羽が出来るなら
それは血で作りましょう
飛ぶこと叶わぬ羽ならば
輝きもっと足しましょう
輝き全然足りないのなら
砕いた鏡を刺しましょう
だけども色が汚れていく
鏡に映った周りの世界は
決して素敵じゃなかった
雨が好きだった
傘もささずに飛び出した
音も景色も感覚も
すべて水におおわれて
そこには私だけがいる
この雨が去ってしまうまでは
ずっとここにいたいと思う
涙は知らない どうせ混ざってわからない
雨に濡れるのが好きだった
たとえ自分を誤魔化しているだけだとしても
ずっと笑っていた...