Nicotto Town


プチ創作家の日記


思ったより更新が多いのです。書かないときは書かないのですが。

巣窟『芒種』

芒種

五月雨が柔らかく降る中を 大事に稲を抱えて走っていく貴方 風邪を引かないようにタオルを用意して 私は種を蒔きに行きましょう   五月雨が降りそうな日 鴨を連れて歩く貴方を眺めながら 蒔いた種はどうなったかと 私は一人散歩に行く   いずれ五月雨が降...

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『Soi a appelé la bête』

この背に背負う重たい荷物を
誰かに押し付けることができるならば

今いる場所を 立場を
誰かに押し付け逃げ出せるならば

自分のことを棚上げして
相手に責任を擦りつけ知らぬ顔ができるならば

そんな事を考える自分が確かにいる事に愕然としてしまう
自分という生き物は恐ろしい者だと愕然とする

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『Se è sostenuto』

その想いが揺れるなら
その眼差しが惑うなら
その夢が崩れるなら
その道が途切れるなら
その扉が閉ざされるなら

ぶれないように
崩れないように
途切れぬように
閉ざすことがないように

繋ぎとなるように目指しましょう

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巣窟『小満』

小満

ほれ、お嬢さん 麦穂がついたよ 一安心だ   ほら、お嬢さん 傘を持ってお行きなさい   シトシトと天気雨の中 青々と多い茂った木の下で雨宿り

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巣窟『立夏』

立夏

木陰でまどろむ猫を眺め 畑仕事の音を聞きながら 天上から降り注ぐ日光に 夏の始まりを知る

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